5.0
とても良かったです
良すぎて二度行かせていただきました
はっきりな感じの明暗のコントラストがすごくて、スポットライトが当たってるようで、どの作品もこっちまで出てきてるんじゃないか?写真じゃないか?ってくらい引き込まれました
数少ないカラヴァッジォの作品ですが、他の影響与えてる画家さん(カラヴァッジェスキ)より、伝わってくるものが桁違いでした
思っていたより人が多くてゆっくり観れませんでしたが、リュートを弾く若者はお気に入りです
とても白が綺麗で圧倒されました
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16世紀末、ローマに現れた天才画家ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ。圧倒的な描写力、強烈な明暗、観る者を引き込む生々しさ……。それまでの絵画の規範(きまりごと)を打ち破り、大変革をもたらしました。彼こそ、17世紀バロック絵画の幕開けを告げる革命児(パイオニア)だったのです。
北イタリアのミラノに生まれたカラヴァッジョは、13歳から絵画修業を始め、やがてローマに出てその画才を発揮します。少年像や風俗画の秀作、そして独特な視点と迫真の写実による宗教画の傑作を次々と制作、大評判となりました。まさにリアル、これぞ真実。その斬新な絵画に人々は衝撃を受け、熱狂したのです。
その絵画が型破りなら、その人生もまた波乱に富んだものでした。名声が高まるほど、素行は乱れ、ついに1606年には殺人を犯します。ローマから逃亡した彼は、南イタリア各地を流浪しつつ、深い闇をたたえた数多くの傑作を生み出し続けました。
しかし1610年の夏、彼は熱病に倒れます。天才の栄光とともに、狂乱や無頼の伝説がつきまとったカラヴァッジョの人生は38歳で幕を閉じたのです。
本展では、イタリア国内の所蔵作品を中心に、10点あまりのカラヴァッジョ作品(帰属作品含む)に同時代の画家たちを加え約40点の傑作・秀作を公開します。激情と苦難に彩られながら、新時代の潮流を導いたカラヴァッジョの芸術の輝きをご覧ください。
会期 |
2019年10月26日(土)~2019年12月15日(日)
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会場 |
名古屋市美術館
![]() |
住所 | 愛知県名古屋市中区栄2-17-25 (芸術と科学の杜・白川公園内) |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 11月5日(火) ※ただし11月4日(月・休)は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 高校・大学生 1,000円(800円) 中学生以下 無料
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TEL | 052-212-0001 |
URL | http://m-caravaggio.jp |
5.0
良すぎて二度行かせていただきました
はっきりな感じの明暗のコントラストがすごくて、スポットライトが当たってるようで、どの作品もこっちまで出てきてるんじゃないか?写真じゃないか?ってくらい引き込まれました
数少ないカラヴァッジォの作品ですが、他の影響与えてる画家さん(カラヴァッジェスキ)より、伝わってくるものが桁違いでした
思っていたより人が多くてゆっくり観れませんでしたが、リュートを弾く若者はお気に入りです
とても白が綺麗で圧倒されました
5.0
作品はいわずもがなですが、こういった展示って、難しさがあったりするけど、コラムや、カラヴァッジョ自身が話しているようなイラストコメントなど、見せ方がうまい。作品の背景などが、わかりやすくなっていて、本当に良く構成された展覧会だと感じました。
4.0
とても見ごたえがありました。
有名な作品と共に、時代背景、本人の境遇、影響を受けた画家たちの作品がわかりやすく展示されていました。
「それまでの絵画の規範(きまりごと)を打ち破り、大変革をもたらし」たそうですが、「圧倒的な描写力、強烈な明暗、観る者を引き込む生々しさ」のために、大人気だったのだとわかりました。
また、ギリシャ神話や旧約聖書の有名な登場人物について、そのイメージを壊さないように、善は善、悪は悪、清らかなものは清らかに、描いているので、沢山の複写画も商業的にも歓迎されたのではないかと感じました。
肌や布の質感は、ぜひ展覧会に足を運び、本物を肉眼で見ていただきたいと思います。
ただ、背景が暗く細かく描きこまれているのに、上部の左右角が照明の反射で見えないのが残念でした。
例えば「法悦のマグダラのマリア」の左上の十字架は、どの角度から目を凝らして見ても、反射光で見えませんでした。
5.0
寡作の画家カラヴァッジョの貴重な作品群を日本にいながらにしてまとまった数で鑑賞できる、大変貴重な展覧会でした。
画家の活動を年表順に整理して展示を行う、おなじみの展覧会の手法であっても、
こと今回のカラヴァッジョの展示においては、ある年を境にがらりと様相が変わるのでそれを確認するためにも大変有効な展示でした。
カラヴァッジョが他の画家と大きく異なる点は大変粗暴で無頼な性格だったこと。
あまつさえ殺人まで犯し、指名手配から逃避の放浪をしたという異色のエピソードは、
彼の技術や表現力という画家本来の技量の高さに加えて、ますますその作品を鑑賞する上で重要な視点を示しています。
今回の展覧会でも、殺人を犯した1606年以降、作品の様相が大きく変わっていると紹介されており、
そのおかげで実感を持って観察することはできました。
ローマにいた頃の全盛期の作品においては『リュート弾き』のように、とても優美で明るく、人物の周囲にあるモチーフなども大変丁寧に繊細に描き込まれている。
しかし殺人以降の作品になると、描き込まれるモチーフの数も大幅に減り、背景はほとんど何もないような闇に変わり、
人物の感情表現に重きを置いたような作風に変わっている。
その理由を合理的に説明することもできるかもしれませんが、あえて説明の言葉なくしても重く暗い様相の変化を実感して、鑑賞者なりに"何か"を感じ取られるとよいと思いました。
また『歯を抜く人』という作品のキャプションに、当時のカラヴァッジョの不安定な精神状態を研究する上で重要な資料だと書かれてありましたが、
なるほどこの作品はモチーフのデッサンもやや不安定で、テーブルクロスの文様など未完成なのかこれが限界だったのか分かりませんが、
あれだけ精緻な静物画を描くことができた人の割に随分荒い仕上がりになっています。
人物の動きもぎこちない印象が否めず、不穏な空気が伝わってくる作品でした。
また、今回の展覧会では実際にカラヴァッジョと交流のあった同時代の画家たちの作品も来日していて、
ひとつの様式を生んだほどのカラヴァッジョの影響がどのように伝播していったのが、実例をもとに実感することができて大変興味深いものでありました。
濃密な一日を過ごすことができました。ありがとうございます。
5.0
秋らしい、お天気の良い日に、ガラゥァッジョ展を楽しみました。
法悦のマグダラのマリアが見たいという、友達にさそわれて、出かけたのですが、評判どおり、人間味溢れる、絵に、魅了されました。特に、潤んだ瞳に吸い込まれそうでした。
他の作品にも、彼の、ひととなりが、あらわれていました。
あまり、美術のことが、わからない私ですが、本物のすばらしさがつたわりました。
チケットが、当選して、送っていただき、有意義な1日を過ごせたこと、ありがとうございました。
5.0
カラヴァッジョ展、良かったです!
名古屋遠征したかいがありました。
40点とのことですが解説もしっかりしており見応え充分です。
15時前に入館しましたが結構混雑しています。
根津美術館の燕子花図屏風くらいの感じですね。
ちょっと待てば最前列で鑑賞可能です。
16時過ぎになると見やすくなりますがカラヴァッジョ作品にはやはり2~3人程度います。
閉館間際でもまだまだ皆さん熱心に鑑賞しています。
常設のスーティン展示が嬉しい。
カラヴァッジョ、常設ともに再入場不可です。
展示室内にはトイレがないので、その際は当日印で再入場出来ます。
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ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《法悦のマグダラのマリア》 1606 年 個人蔵
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《リュート弾き》 1596-97 年頃 個人蔵
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《メドゥーサの盾(第一ヴァージョン)》 1596-98 年頃 個人蔵
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》 1609-10 年 ローマ、ボルゲーゼ美術館蔵
© Ministero per i beni e le attività culturali – Galleria Borghese
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《ゴリアテの首を持つダヴィデ》 1609-10 年頃 ローマ、ボルゲーゼ美術館蔵
© Ministero per i beni e le attività culturali – Galleria Borghese