4.0
「もつれる」を理解する
作品を通じて社会的問題を提示する、という感じだろうか?〈もの〉を通しての作品作りは、けっこう難解。ドキュメントが提示されないと理解しづらい作品もある。ふむふむと思う物もあるし、どう繋がるのか分かりにくい物もある。
考察を読み取る作品群は、難解な詩を読むのと似ている気がする。読む側の力量が足りないと、けっこう苦労する。
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本展覧会には、木、種、化石、道具や本など、私たちの日々の暮らしとは切り離せない「もの」がさまざまなかたちで登場します。
12人/組のアーティストたちは、ある場所や時代と結びついたものを多角的に見つめ、それらが物質や生き物として、あるいは意味や価値、記憶を運ぶものとして紡いだ変化や移動の軌跡を描き出します。
彼らの仕事は、人類学、考古学、歴史編纂を思い起こさせますが、何かを掘り出し明らかにしようとするのではなく、ある存在をいかに解釈するのかという問いを私たちに投げかけます。
いくつもの現実や歴史が複雑に交差する現代を軸に、異なる時代、領域、視点を行き来する作品たちは、「もの」たちの予期せぬ交わりやネットワーク、潜在的な親密さや緊張関係を垣間見せながら、私たちの内と外にある閉じた領域や、静的なシステムを開いてゆくための視座をもたらしてくれます。
◆ アーティスト
ピオ・アバド、リウ・チュアン、藤井光、デイル・ハーディング、磯辺行久、岩間朝子、カプワニ・キワンガ、ジュマナ・マナ、ミックスライス、トム・ニコルソン、スーパーフレックス & ザ・プロペラ・グループ、アレクサンドラ・ピリチ
◆ カディスト・アート・ファウンデーションについて
カディスト・アート・ファウンデーションは、アーティストは作品を通じて現代の重要な問題を提起し、進歩的な社会の創造に貢献するという信条を掲げています。それとともに、作品の収集とその展示に取り組みながら、社会的議論における現代美術の重要性を提唱しています。また、文化と文化をつなぐことを目的に、拠点であるパリとサンフランシスコを中心に、世界各地でアーティスト、キュレーター、文化組織と協働し事業を行っています。
http://kadist.org
会期 |
2020年6月9日(火)~2020年9月27日(日)
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会場 |
東京都現代美術館
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展示室 | 東京都現代美術館 企画展示室 1F |
住所 | 東京都江東区三好4-1-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 8月11日、9月23日 ※8月10日、9月21日は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円 大学生・専門学校生・65 歳以上 900円 中高生 500円 小学生以下 無料
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TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.mot-art-museum.jp/ |
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作品を通じて社会的問題を提示する、という感じだろうか?〈もの〉を通しての作品作りは、けっこう難解。ドキュメントが提示されないと理解しづらい作品もある。ふむふむと思う物もあるし、どう繋がるのか分かりにくい物もある。
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