EXHIBITION

野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展

菊池寛実記念 智美術館

  • 開催期間:2019年4月13日(土)〜2019年7月21日(日)
  • クリップ数:13 件
  • 感想・評価:6 件
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-1
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-2
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-3
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野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-5
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-6
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-7
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-8
「曲線文扁壺」1970年 岐阜県現代陶芸美術館蔵 撮影:渞忠之
「曲線彫文壺」1970年 菊池寛実記念 智美術館蔵 撮影:渞忠之
「彩色壺」1972年菊池寛実記念 智美術館蔵 撮影:渞忠之
「炻壺」1968 年 菊池寛実記念 智美術館蔵 撮影:渞忠之
「彩色鉢」1974年 菊池寛実記念 智美術館蔵 撮影:渞忠之
「壺」1974年菊池寛実記念 智美術館蔵 撮影:渞忠之
「壺」1978年 京都国立近代美術館蔵 撮影:渞忠之
「壺」1979年菊池寛実記念 智美術館蔵 撮影:渞忠之
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-1
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-1
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-1
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-1
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-1
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-1
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-1
野蛮と洗練 加守田章二の陶芸 展 菊池寛実記念 智美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

加守田章二(かもだしょうじ 1933~1983)は、20世紀後半に活躍し、50歳を目前に亡くなった夭逝の陶芸家です。陶器の形態に造形、文様、質感の関係性を追求し、独自の陶芸表現を切り拓きました。

大阪府岸和田市に生まれた加守田は、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で陶芸を学び、1959年、栃木県益子町に独立します。

灰釉作品で注目されるようになると、新たな制作環境を求めて 1969年に岩手県遠野市へ陶房を移しました。遠野で約10年間を過ごした後、晩年の一時期は東京都東久留米市で制作します。

独立後わずか20年程であったその作陶期間において、加守田は旺盛な制作意欲で絶えず作風を変容させていきました。

しかし、いずれの作品にも、大地の根源的な力を表すような土肌の荒々しさや、造形に見る鋭さと緊張感、そして器体を覆うように描き込まれる文様の密度といった力感が示され、同時に、造形と文様を緊密に連動させる計画性や、陶器の形態に個人の表現を求める意思といった現代作家としての思考を窺うことができます。

本展では、作品が注目されるようになっていく、1960年代半ばから精力的に制作・発表された1980年までの作品65点余によって、加守田の短く濃密な作陶人生における制作の変遷と深まりを追うとともに、その魅力を紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2019年4月13日(土)〜2019年7月21日(日)
  • ※会期中に一部展示替えをいたします
会場菊池寛実記念 智美術館Google Map
住所 東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
時間 11:00〜18:00(最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
5月7日(火)、5月8日(水)
(祝日は開館、翌平日休館)
※4月29日(月)~5月6日(月)は休まず開館
観覧料 一般 1,000円
大学生 800円
小・中・高生 500円
  • ※未就学児は無料
    ※障害者手帳ご提示の方(介護者の必要な方は1名迄)は通常観覧料の半額
    ※リピート割引:会期中2回目以降鑑賞の方は半券のご提示で300円割引(他の割引と併用はできません)
TEL03-5733-5131(代表)
URLhttp://www.musee-tomo.or.jp/

菊池寛実記念 智美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

菊池寛実記念 智美術館 菊池寛実記念 智美術館

講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆ 学芸員のギャラリートーク
4月27日、5月11日、5月25日、6月8日、7月13日
いずれも土曜日14時より

◆ 特別ギャラリートーク
「曲線彫文を観察しよう」
6月1日と7月6日は担当学芸員が「曲線彫文」作品を中心に解説します。いずれも土曜日14時より

◆ こども鑑賞会
お子様と保護者の方に向けた鑑賞会
6月22日(土)14時から1時間程度
定員:10組、お申し込み:Tel.03-5733-5131
年齢:4歳~小学6年生(保護者の方ご同伴のこと)
参加費:こども無料、保護者の方は一般観覧料1,000円(当日観覧券をお持ちの場合は無料)
講師:冨田めぐみ氏
(NPO法人赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会代表)

◆ ナイトミュージアム
軽井沢演劇部による朗読劇
「一千一秒物語」稲垣足穂作
閉館殿展示室を会場に、朗読劇をお楽しみいただきます。
6月15日(土)18時30分開演(開場18時20分)
菊池寛実記念 智美術館 B1展示室にて
出演:軽井沢高原文庫・軽井沢演劇部
矢代朝子・山本芳樹(Studio Life)・岩﨑大(Studio Life)
会費:4,000円(観覧料含む、当日観覧券をお持ちの場合は3,000円)
定員:50名様、お申込制→Tel.03-5733-5131
※お申し込み受付は、4月16日(火)から
※詳細はお申込み受付後に手紙にて郵送

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

常に挑戦し変化し続け、一人の作家とは思えないバリエーション。大満足です。

非常に早くから認められ注目される中、49才という若さで逝った加守田章二氏の、作陶期間はわずか20年ほどでした。その短い期間は濃く、生き急ぐが如くにまさに疾走し、多くの作品を残し、多くのチャレンジを続け、作風は目まぐるしいほどに変化していきました。
螺旋階段で地の底まで引き込まれていくような、そしてその先の暗く小さ目ながら、いつも何か緊張感を感じてしまう、智美術館展示室の独特な雰囲気に、今回の加守田章二回顧展はとても合っていました。「野蛮と洗練」ですか…。たしかに。私はやはり氏の代名詞ともいうべき 「曲線彫文」 の作品群が一番好きです。古代人の呪術的なアイテムのようでもあり、はたまた、自然が生んだ造形物のようでもあり。素朴と繊細とのせめぎあいの中で最も美しいところに折り合った、ほんの少しでもずれれば壊れてしまいそうな緊張が、そこに有るように思われます。一見シンプルながら、見れば見るほど惹き込まれる不思議な魅力に満ちています。所々で紹介されていた氏のコメントも、なかなか魅力的でした。展示作品は時系列に沿って紹介されていましたが、最後の特別展示室は嬉しいことに「曲線彫文」 のコーナーとなっていました。圧巻でした。「曲線彫文」作品 の放つ緊張の圧で、自分までムンクの叫びの様になった気分でした。でも、本当に素晴らしかったです。

5.0

行ってよかったです!!

造形センスはやはり天才的だなと感じました。
これだけ一度に加守田氏の作品を観れて、どっぷり世界に浸れた気分です。

5.0

言い得て妙

土そのもののエネルギーを活かしつつ、大胆に緻密に文様を加えた比類なき作品群。緊張感のある佇まいが強く美しい。氏の代名詞でもある曲線彫文の作品は風化した自然の造形物のよう。野蛮と洗練という展覧会タイトルが言い得て妙で秀逸。観覧前に遠野の加守田章二陶房跡を訪れたところ、敷地内に点在する作家の簡単な紹介プレートを読みながら暮らされた平屋と窯小屋を眺めることができ、約しくもすっきりと垢抜けた様子にやはり作品に近いものを感じた。

5.0

素晴らしかった!

建物に入る前から「これから美術を堪能するぞ」という気持ちになるロケーション。
中に入ると螺旋階段を降りて地下へ。その階段の手すりが捻りガラスで天窓の光を浴びてとても綺麗。階段壁面には篠田桃紅氏の作品 真行草。
建物の美意識の高さが感じられた。

中はとても暗く、一つ一つの作品としっかり対峙できる環境でした。
加守田氏の作品は一つ一つ細部に渡り繊細で素晴らしい。観る側がどんな風にも解釈できる抽象的な模様や図柄も、好みでした。
余談ですが美しい庭園を見ながらのレストランが閉店しており、残念でした。
再訪したいと思います。

4.0

造形の極み

様々な造形を試みながら、作家の追及する形体と焼きの美学の極みに魅了された素晴らしい展でした。観る進む毎に、作品群が織りなす世界観に導かれ、作者の想いや願いに触れた気がし、貴重な時を得れ感謝。

3.0

力強さと素朴さを生み出す技巧

使用感がない陶器、なぜか惹きつけられる土肌・波打つ模様・凹凸。制作時間で大きく変化する作品。これが職人ではなく陶芸作家の活動なのかな。

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