4.0
設計、企画、鑑賞、いろいろな人の強烈な思いがこもった企画展
最初の展示作品「第三インターナショナル記念塔」にまず圧倒された。企画者の数年に渡る構想が結びついたと思う。
ザハの新国立競技場については、費用と要件調整、設備、消防などの関係者との度重なる調整で折り合いをなんとかつけたのに反故にされたという、設計者の恨みが強烈に感じられた。
「インポッシブル」には取り消し線が引かれており、作られる可能性があったのに(なかには最初から作る気のない(実現できない)作品もあったが)作られなかったという思いが表現されていると思う。
コンペ案を見た審査員が「作ってみたいが反感を感じる」として作られなかった作品があった。そういうところで思い切って採用していたら、もっともっと面白い建築物が世の中に存在したのになあと思う。
会場にて作品や解説文を見て「うんうん」と2Hzくらいでうなずいている人がちらほらいた。「あなたたちは何を読み取ったり感じたりしているのだ!」という気持ちになった。作品をより楽しむために教養を身につけておかなければと思う。
CGの作品もいくつかあり、息を飲むものもあったし、理解の助けとなるものもあった。スケッチや製図だけでは私は集中力が持たないこともあり、とてもよかった。




