ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち

あべのハルカス美術館

  • 開催期間:2019年7月13日(土)~2019年9月23日(月・祝)
  • クリップ数:17 件
  • 感想・評価:6 件
ギュスターヴ・モロー展  サロメと宿命の女たち あべのハルカス美術館-1
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《出現》1876年頃 Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF
《セイレーン》Photo©RMN-Grand Palais / Philipp Bernard / distributed by AMF
《24歳の自画像》1850年 Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF
《アレクサンドリーヌ・デュルー》木1865-79年頃 Photo©RMN-Grand Palais / image RMN-GP / distributed by AMF
《雲の上を歩く翼のあるアレクサンドリーヌ・デュルーとギュスターヴ・モロー》Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF
《パルクと死の天使》1890年頃 Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF
《サロメ》1875年頃 Photo© RMN-Grand Palais / Christian Jean / distributed by AMF
《サロメ》Photo©RMN-Grand Palais / Tony Querrec / distributed by AMF
《トロイアの城壁に立つヘレネ》Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF
《ヘラクレスとオンファレ》1856-57年 Photo©RMN-Grand Palais / Christian Jean / distributed by AMF
《エウロペの誘拐》1868年 Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF
《一角獣》1885年頃 Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF
《一角獣》1885年頃 Photo©RMN-Grand Palais / Christian Jean / distributed by AMF
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

19世紀末フランスに花開いた象徴主義の巨匠、ギュスターヴ・モロー(1826-1898)は、神話や聖書をテーマにした魅惑的な女性像で知られます。

なかでも、新約聖書などに伝わる「サロメ」を描いた《出現》は、世紀末ファム・ファタル(宿命の女性)のイメージ形成に影響を与えました。

本展ではパリのモロー美術館の全面協力のもと、身近な女性たちからファム・ファタルまで、モローの多様な女性像を紹介し、その創造の原点に迫ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2019年7月13日(土)~2019年9月23日(月・祝)
会場 あべのハルカス美術館 Google Map
住所 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
時間 10:00~20:00
  • 月土日祝:10:00~18:00
    (入館は閉館30分前まで)
休館日 7月22日、㋆29日、8月5日の各月曜日
観覧料 一般 1,500円(1,300円)
大高生 1,100円(900円)
小中生 500円(300円)
  • ※( )内は前売・15名様以上の団体料金
    ※前売券は7月12日(金)まで販売
    ※障がい者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターでご購入されたご本人と付き添いの方1名まで当日料金の半額
    ※本展観覧券(半券可)の提示で、特別展「メアリー・エインズワース浮世絵コレクション一初期浮世絵から北斎・広重まで」(2019年8月10日(土)~9月29日(日)、大阪市立美術館)の当日券を100円引きで購入できます(1枚につきお一人様1回限り有効、ほかの割引券と併用不可)
TEL06-4399-9050
URLhttps://www.aham.jp/exhibition/future/moreau/

あべのハルカス美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆ 山田五郎アートトーク
幅広い分野でご活躍の山田五郎さんをお迎えし、ギュスターヴ・モローの作品の魅力を、独自の切り口でご紹介いただきます。
開催:7月26日(金)
時間:18:00~19:00
講師:山田 五郎氏(評論家)
会場:あべのハルカス25階会議室
(17階からエレベーターにお乗りください)
定員:270名(先着)
参加方法:
※聴講は無料ですが、要本展観覧券(半券可)
※当日17:30から、あべのハルカス25階にて受付

◆ ギャラリー・ツアー
開催:7月31日(水)、8月21日(水)、9月11日(水)
時間:各日18:30~(約30分)
講師:あべのハルカス美術館学芸員
会場:展示室
参加方法:
※聴講は無料ですが、要本展観覧券

◆ ハルカス大学連携講座
「ギュスターヴ・モローのサロメ」
19世紀フランス象徴主義絵画をご専門とされる喜多崎親教授に、本展出品作《出現》をはじめとするモローのサロメ像についてお話しいただきます。
開催:9月1日(日)
時間:14:00~15:30
講師:喜多崎 親氏(成城大学教授)
会場:あべのハルカス23階セミナールーム(17階からエレベーターにお乗りください)
定員:80名(事前申込制、先着順)
参加方法:
※聴講は無料ですが、要本展観覧券(半券可)
※お申し込みは、ハルカス大学webサイト(詳細・申込みはこちらから)、お電話(06-6622-4815)、もしくはハルカス大学受付(あべのハルカス23階キャンパスフロア)にて承ります。定員になり次第締め切ります。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

展覧会という絵画

フランスの象徴主義画家、ギュスターヴ・モロー。
時代としては印象派とおなじ19世紀末に活躍した画家です。

聖書や神話を題材とし、写実性では無く、人間の内面性や夢、神秘性という物を絵画によって象徴的に表現しようとする試み。

モローは、象徴主義の先駆者であり、象徴主義を代表する画家。

特に「宿命の女(ファム・ファタル)」をテーマに描いていることで有名です。



画風は大胆にして繊細。

まずは、荒々しいタッチで作品を描きます。この荒々しさはフォービズムに近い。

と思ったら、それもそのはずで、後に出てくるフォービズの画家達はモローの指導を受けているとか。

しかし、その上から緻密なラインで装飾を施していきます。


まるで、フォービズの絵を下絵に、レイヤーを分けてペンを入れたような印象。

その最たる物が、彼の代表作で本美術館の目玉「出現」
この絵を描くまでにはかなりの下準備があったようです。

いくつもの習作。膨大な資料。そして、経験値。


元々勤勉で真面目な性格だったらしく、イタリアのルネッサンス絵画はもとより、インドの緻密画や日本の仏画までも、書物を求めたり、図書館に通って研究していたらしい。

今回の展示物にもそういった習作やデッサンが多くありましたが、パリの彼の美術館には更に膨大な下絵やデッサンが残っているようです。

まるで、東洋にある古い寺院の壁画として描かれているようなサロメもありました。

もちろん、ファム・ファタルはサロメだけで無く、スフィンクス、レダ、デリラ・・などなど。

悪女、聖女のオンパレードです。



展示物の最初は、私生活に関わる作品。

かれの最愛の女性であった「母親」や、若くして無くなった「妹」

さらには一生独身であったけれど、30年近く行動を共にした恋人アレクサンドリーヌの素描など。


モローと女性というテーマに一貫している展示内容がニクい。


そしてラストは一角獣と戯れる少女の絵画で締めくくる。
処女にしかなつかないといわれる純潔の象徴である一角獣。

当然、彼らと戯れるのは、穢れをしらない少女たち。


彼女たちと、「ファム・ファタル」の違いは何なのであろうか。
この対極をなす存在と間に、現実に彼が愛した三人の女性が位置している。
彼にとって、男にとって「女性… Read More

5.0

「ファム・ファタル」に魅せられました。

ポスターの作品「出現」が、ヨハネの生首ゆえ、鑑賞前は少し怖い作品が多いのではと思っていましたが、実際はあまりにも美しく、崇高な世界にすっかり魅了されました。モローが描く女性はとても美しく、肢体も健康的で光輝いていました。身に付ける衣装や装飾はキラキラと光り、立体感もあって、思わず見入ってしまいました。私は学生時代に「サロメ」の英語戯曲を読み、オイディプスについて学んだので、当時の記憶もよみがえって、絵画の世界観がより浸透した感じでした。サロメが舞を舞った時の音楽、セイレーンの歌声も聞こえてくるようで、神話のストーリーや、モローが生きた時代の歴史なども体感出来ました。鑑賞後も心地よく、あべのハルカスや大阪観光も楽しむことが出来ました。

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lotus8さん

3.0

美術館がちゃちい?

時間があまり、急遽はいった
パナソニック汐留美術館での展示会が良かったので
大阪でも再度鑑賞

会場はあべのハルカスの16Fでシチュエーションは最高なのですが
絵の後ろの壁であったり出入り口であったりが少し貧素で、拍子抜け
絵画も東京都比べ少ない

サロメの迫力は文句なしです

5.0

大ファンなので観られただけで満足。

今回はファム・ファタルということで女性の絵が多く来ていました。秀作や色を確認する為のか細部が描き込まれていないシルエットぐらいのものから本格的な大作まであらゆるレベルのが展示されています。

ハルカスミュージアムが小さめなので本格的な展覧会とはちがってテーマにそって持ってくるのがこの会場にとってはいちばんよい見せ方なのだと思いました。

モローの独創的かつ退廃的な香りのする色使い、不気味な感じとゴージャスな雰囲気が混じっていて独特な雰囲気が感じられます。神話や宗教画の中でも特に引き込まれる感じがします。写真で見ても素晴らしいですが、実物はもっと素晴らしいのでぜひ!

フランスのモロー美術館の動画も館内で紹介されていました。1度足を運んだことがありますが、こちらも興味がある方は機会を作って是非観に行っていただきたいです。大量の素描があり1日かけても足りないぐらいだと思います。

twitterで見た感じだと結構空いているように思って行きましたが、半分をちょうどすぎた為か思ったより多かったように思います。後半にかけてもっと多くなって行くでしょう。ゆっくり観れて嬉しい反面、この素晴らしい絵がきてるというのにもっと人がきていないことが不思議でなりません。

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lotus8さん

5.0

モローにとってのファム・ファタル

素描や習作、油彩下絵がたくさん展示されていて、モローが空間構成や、明暗、色彩などを細かく研究していた様子が分かります。
またサロメの描写が徐々に「出現」に向かっていく様子も垣間見れました。
サロメ以外にも「ファム・ファタル」を描いた作品がたくさんあり、それぞれの女性の解説文があり、歴史や聖書に詳しくなくても理解しやすいのがありがたかったです。
モローと恋人を漫画チックに描いた落書きのような絵がとても可愛くて、モローの少し違った一面を見ることもできました。

今回展示されている一部の作品の額に蝶番が付いていて、何だろうと思っていたところ、
フランスのモロー美術館では、大量の素描が作り戸棚の中の回転式の額に納められていて、来館者がその額を回転させながら鑑賞できるという説明を読んで、納得。
(当たり前ですが)モロー美術館から蝶番を外してはるばる日本に来たんだなぁというありがたさと、現地で額を回転させながら大量の素描を見てみたいなぁという気分になりました。

3.0

モロー感たっぷりサロメは素描も美しい

あっ モローだ!と。イメージ通りです。独特の個性で満ちていました。
悪女の作品が多い為か、美しくもあり、不気味でもあり。
フランスのモロー美術館の映像も流れていましたが、行って見たくもあり、モローの作品に囲まれる事が恐ろしくもあり。
ファンの方もそうで無い方も行って見る価値はあると思いました。空調効きすぎて 寒かったです。

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出展作品・関連画像IMAGES

《出現》1876年頃 Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF

《セイレーン》Photo©RMN-Grand Palais / Philipp Bernard / distributed by AMF

《24歳の自画像》1850年 Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF

《アレクサンドリーヌ・デュルー》木1865-79年頃 Photo©RMN-Grand Palais / image RMN-GP / distributed by AMF

《雲の上を歩く翼のあるアレクサンドリーヌ・デュルーとギュスターヴ・モロー》Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF

《パルクと死の天使》1890年頃 Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF

《サロメ》1875年頃 Photo© RMN-Grand Palais / Christian Jean / distributed by AMF

《サロメ》Photo©RMN-Grand Palais / Tony Querrec / distributed by AMF

《トロイアの城壁に立つヘレネ》Photo©RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF

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