生誕100年 歿後20年
相原求一朗の軌跡 ―大地への挑戦―

川越市立美術館

  • 開催期間:2018年12月1日(土)~2019年3月24日(日)
  • クリップ数:4 件
  • 感想・評価:1 件
生誕100年 歿後20年 相原求一朗の軌跡 ―大地への挑戦― 川越市立美術館-1
生誕100年 歿後20年 相原求一朗の軌跡 ―大地への挑戦― 川越市立美術館-2
生誕100年 歿後20年 相原求一朗の軌跡 ―大地への挑戦― 川越市立美術館-3
生誕100年 歿後20年 相原求一朗の軌跡 ―大地への挑戦― 川越市立美術館-4
相原求一朗《コンカルノの渡船場》1973年 相原求一朗美術館(第一部に展示)
相原求一朗《雪の停車場》1976年 公益財団法人ひろしま美術館(第一部に展示)
相原求一朗《原生林芽吹く》1994年 川越市立美術館(第二部に展示)
相原求一朗《天地静寂》1994年 株式会社AOKIホールディングス(第二部に展示)
生誕100年 歿後20年 相原求一朗の軌跡 ―大地への挑戦― 川越市立美術館-1
生誕100年 歿後20年 相原求一朗の軌跡 ―大地への挑戦― 川越市立美術館-1
生誕100年 歿後20年 相原求一朗の軌跡 ―大地への挑戦― 川越市立美術館-1
生誕100年 歿後20年 相原求一朗の軌跡 ―大地への挑戦― 川越市立美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

2018年は、北海道の自然を描き続けた画家・相原求一朗(あいはらきゅういちろう 1918-99)の生誕100年にあたり、また2019年には相原の没後20年を迎えます。この記念すべき年に、3会場を巡回する大規模な相原求一朗展を開催します。

相原求一朗は、1918(大正7)年、川越の卸問屋業を営む家に生まれました。絵の好きな少年でしたが、長男であったことから一旦は美術の道を諦め、家業に従事しながらも独学で絵を描き続けました。

戦時中は、招集により足かけ5年に渡る兵役生活を経験し、多感な青春期に重なる4年半過ごした満州の広大な大地が、のちの画業にも影響を与えることとなる相原の原風景となりました。

そして戦後、1948(昭和23)年にモダニズムの画家・猪熊弦一郎に師事したことで画家としての道が開かれ、以来、新制作協会を拠点に、満州を思い起こさせる北海道の大自然をモノクロームの色調で抒情的に描きました。

同展では、初期から絶筆までの代表作約100点に、愛すべき小品やデッサンを加えながら、相原の画業を回顧します。第1部は初期から1970年代までの作品と「北の十名山」、第2部は1980年代から晩年までの作品を紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年12月1日(土)~2019年3月24日(日)
  • 第1部:2018年12月1日(土)~'19年1月27日(日)
    第2部:2019年1月31日(木)~3月24日(日)
会場 川越市立美術館 Google Map
住所 埼玉県川越市郭町2丁目30番地1
時間 9:00~17:00
休館日 月曜日 
※月曜日が祝日の場合は開館
12/18(火)、12/19(水)、12/25(火)
12/29(土)~1/3(木)
1/15(火)、2/12(火)
観覧料 一般 600円(480円)
大学生・高校生 300円(240円)
中学生以下 無料

【第1部・第2部セット券】
大人 960円、大高生 480円
(市内施設共通券との併用はできません)

  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
    ※着物の日にちなみ、8日、18日、28日に着物で来館された方は団体料金
    ※12月1日(市民の日)、12月2日(12月第一日曜日)は無料観覧日
TEL049-228-8080
URLhttps://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/tokubetutenji/2018-04.html

川越市立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

川越市立美術館 川越市立美術館

講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆ 講演会「相原求一朗と戦後日本の油彩画の動向」 2019年1月13日(日)午後2時から(1時間半程度)
講師:土方明司氏(平塚市美術館館長代理)
会場:アートホール
費用:無料
定員:60名(先着)
申込:12月4日(火)午前9時から
電話:049-228-8080 または FAX:049-228-7870にて、川越市立美術館まで

◆ インタビュー「素顔の相原求一朗に迫る」 2019年2月9日(土)午後2時から(1時間程度)
話し手:石黒誠氏(相原求一朗秘書)
聞き手:川越市立美術館学芸員
会場:アートホール
費用:無料
定員:60名(先着)
申込:1月4日(金)午前9時から
電話:049-228-8080 または FAX:049-228-7870にて、川越市立美術館まで

◆ 担当学芸員による展示解説
(1)2018年12月5日(水)
(2)12月15日(土)
(3)2019年1月20日(日)
(4)2月5日(火)
(5)2月23日(土)
(6)3月17日(日)
各日とも午後2時から(40分程度)
注記:(2)(6)は手話通訳付き
会場:企画展示室
費用:無料(要当日観覧券)
申込:不要(直接会場へお越しください)






感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

なかなか出会えない、相原芸術の神髄を、この機会に堪能しましょう。

川越生まれで川越市名誉市民であり、北海道の自然を描き続けた洋画家・相原求一朗の大回顧展です。2018年は生誕100年、2019年は歿後20年記念すべき年なので。
2007年、日本橋某百貨店で「相原求一朗展」を見て、特に「北の十名山」シリーズは本当に感動ものでしたから、ずっと再会を思っていましたが、本当にたまーに一枚二枚、どこかの展覧会に出ているものに会えるくらいでした。北海道の中札内美術村に相原求一朗美術館があり、そこまで行かなければなかなか見ることが出来ないと、ずっと思っていました。ただ、川越市立美術館には常設の「相原求一朗記念室」があるのは一応知っていました。よくある地元出身者の作品を小さな一室にいくらか展示紹介する、そんなものかと勝手に思い、これまでも何度か特別展が開かれていたらしいのに、2,010年にも「北の十名山」は勢ぞろいしていたとかなのに、川越はなかなか立地の問題で目が向かない地域でしたから、完全に見落として来ました。
今展は、 初期から絶筆までの代表作約100点に、小品やデッサンを加えながら、相原の画業を回顧しています。第1部は初期から1970年代までの作品と「北の十名山」、第2部は1980年代から晩年までの作品が紹介しています。完全入れ替えのため、両方見たいところでしたが、残念なことに第2部でやっと行くことが出来ました。北の大地の作品は素晴らしいものがいくつもありました。でも「北の十名山」には会えませんでした。またいつかどこかで、と思います。相原の作品は「風景画」という枠を超えた一種の心象風景のようです。見る者の胸の中にも、深く何かが入り込んでくるようです。
お近くの方はもちろんですが、遠くの方も、暖かくなってきましたから、小江戸川越春散歩もかねて、ぜひ相原の心象風景を尋ねてみて下さい。

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相原求一朗《雪の停車場》1976年 公益財団法人ひろしま美術館(第一部に展示)

相原求一朗《原生林芽吹く》1994年 川越市立美術館(第二部に展示)

相原求一朗《天地静寂》1994年 株式会社AOKIホールディングス(第二部に展示)

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