4.0
美人絵の数々
日曜日に行きました。休日なのと、外国人観光客と留学生が無料とのことでしたが、そこまで混んでおらず、ゆっくり見ることができました。
刷りの浮世絵とはまた違う筆のタッチや、鮮やかな肉筆画を堪能できました。
美人絵が多く、絵師によって描く女性の様子がすこしずつ違うのが印象的でした。
思っていたよりも点数が多く、たくさんの肉筆画を見ることができてとてもよい展覧会でした。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 300 の美術館・博物館と 852 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
浮世絵は、現世肯定、現世亭受の価値観を背景として江戸時代前期に誕生しました。
浮世絵に先行する室町後期から江戸前期にかけての「近世初期風俗画」では、現世を楽しみ舞い踊る人々の姿が名所風俗図や遊楽図に描かれ、やがて舞踊する姿だけを取り上げて屏風絵の主題とした「舞踊図」や、さらには舞い姿・立ち姿などの美人画「寛文美人(かんぶんびじん)」が成立しました。
近世初期風俗画の「寛文美人」を受け継ぎ、浮世絵の代表的な主題のーつとなった美人画では、姿の美や衣装の美、時には物思いなどの感情が表現されました。江戸時代の人々の生活を彩った浮世絵美人画は、現在もなお私たちを魅了します。
また、浮世絵師たちは同時代の人々の要求に応え、歌舞伎役者、故事・伝説など様々な主題を手がけました。それらの作品からは、当時の人々の関心の在処と共に、人生を享受する姿勢が伝わってきます。
2015年の浮世絵版画展に続き肉筆画(絵師が筆で描いた作品)を取り上げた今回の浮世絵展において、表現された美を楽しみ、それらを生んだ時代の積極的な人生観を感じていただければ幸いです。
会期 |
2019年1月19日(土)~2019年3月17日(日)
|
---|---|
会場 | 奈良県立美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市登大路町10-6 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
1月21日(月)、1月28日(月)、2月4日(月)、 2月12日(火)、2月18日(月)、2月25日(月) |
観覧料 | 一般 400円(300円) 大・高生 250円(200円) 中・小生 150円(100円)
|
TEL | 0742-23-3968 |
URL | https://www.pref.nara.jp/11842.htm |
4.0
日曜日に行きました。休日なのと、外国人観光客と留学生が無料とのことでしたが、そこまで混んでおらず、ゆっくり見ることができました。
刷りの浮世絵とはまた違う筆のタッチや、鮮やかな肉筆画を堪能できました。
美人絵が多く、絵師によって描く女性の様子がすこしずつ違うのが印象的でした。
思っていたよりも点数が多く、たくさんの肉筆画を見ることができてとてもよい展覧会でした。
5.0
「浮世絵」というと版画(錦絵)のイメージが強く、大衆向けで安価で親しみやすいという印象なのですが、
肉筆浮世絵は掛け軸や屏風絵などでサイズも大きく立派でした。
少し意外だったのが、ほとんどの作品の製作年が不明で、
作品に描かれた女性の髪型や服装から「○世紀頃、○○時代の作品と思われる」と推定されていたことです。
「どこかに製作年書いててくれればよかったのに…」と勝手なことを思いながら、
でも、様々な資料から年代を推定し、そうして研究された作品がまた新たな資料に加わる…という流れを考えると素晴らしいなと思いました。
第2展示室と第3展示室は写真撮影可でした。
他のお客さんがほとんど来ることなく、ほぼ貸し切り状態で見ることができました。
4.0
朝9時45分頃に到着すると、他のお客さんが5人しかおらず、とてもゆっくり鑑賞できました。美人画だけでなく、様々な種類の浮世絵があり、日本美術が好きな方にはお奨めです。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
奈良県で開催中の展覧会