4.0
わりとゆっくりと見れたような
会期も終了近くになってから訪問しました。祭姪文稿 は最初から諦めたので、その分他の場所にじっくりと時間をかけることができました。わたし的には王羲之よりも顔真卿の書の方が好きです。
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中国の歴史上、東晋時代(317–420)と唐時代(618–907)は書法が最高潮に到達しました。
書聖・王羲之(おうぎし、303–361)が活躍した東晋時代に続いて、唐時代には虞世南(ぐせいなん)、欧陽詢(おうようじゅん)、褚遂良(ちょすいりょう)ら初唐の三大家が楷書の典型を完成させました。
そして顔真卿(がんしんけい、709–785)は三大家の伝統を継承しながら、顔法と称される特異な筆法を創出します。王羲之や初唐の三大家とは異なる美意識のもとにつちかわれた顔真卿の書は、後世にきわめて大きな影響を与えました。
本展は、書の普遍的な美しさを法則化した唐時代に焦点をあて、顔真卿の人物や書の本質に迫ります。
また、後世や日本に与えた影響にも目を向け、唐時代の書の果たした役割を検証します。
会期 |
2019年1月16日(水)~2019年2月24日(日)
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会場 | 東京国立博物館 Google Map |
展示室 | 東京国立博物館 平成館 |
住所 | 東京都台東区上野公園13-9 |
時間 |
9:30~17:00
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休館日 |
月曜日 2月12日(火)は休館 ※ただし、2月11日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円/1,300円) 大学生 1,200円(1,000円/900円) 高校生 900円(700円/600円) 中学生以下 無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://ganshinkei.jp/ |
4.0
会期も終了近くになってから訪問しました。祭姪文稿 は最初から諦めたので、その分他の場所にじっくりと時間をかけることができました。わたし的には王羲之よりも顔真卿の書の方が好きです。
5.0
顔真卿のみならず王義之・褚 遂良・・空海、藤原佐理・小野道風。
これでもかと、目を見張る有名な拓本・真筆。大興奮して鑑賞いたしました。
ただ、外国人の方も多く。ガラスにべったりくっついての鑑賞・突然の横入りで驚くことが多かったです。当日は、天皇皇后両陛下の鑑賞が5時以降に設定されており、追い込まれるように外へ出されたのには、残念でした。
4.0
金曜日9時半過ぎに到着し、すでに会場に入るまでに待ち時間20分ほど。展示は第一会場と第二会場に分かれていますが、まず音声ガイドを借りて、すぐに第一会場の祭姪文稿に並びましょう。私は音声ガイドを聴きながら待ちましたが、あっという間でした(待ち時間90分という表示でしたが、実際に待ったのは60分程度)。特に祭姪文稿の朗読は繰り返し聞きました。途中、解説のビデオやパネルもあるので、飽きません。でも、あれだけ並ばせて、見られる時間はほんの10秒程度。あまりにひどい。
「王羲之を超える」とありましたが、それは若干無理では...でも書の歴史に関する解説もわかりやすく、全体としてはいい展覧会で大変満足。
5.0
●祭姪文稿完全攻略マニュアル●
連日数十分待ちの行列が発生している祭姪文稿の攻略法をお伝えします。
・チケットは事前購入すること
・開館30分前午前9時前には到着すること
・平成館エスカレーターを上がってすぐ右横の第1会場出口から入ること
以上です。
係員の誘導通り第1会場入口から入ると祭姪文稿まで遠いので出口から近道するのがポイントです。
こちらの方法であればあまり待つことなく2回は見られると思います。
(それでも監視員には急かされるので鑑賞時間は10秒程度ですが。)
祭姪文稿が混み始めたら第2会場に移動します。
懐素《自叙帖》や日本の国宝重文を中心に空いた環境でゆったり楽しみます。
この時点で第1会場は既に混雑気味ですので捨てることになるのが難点でしょうか。
絵画や仏像と違って書は本当に流れが悪く、混雑したら物を見るという環境ではないので
とにかく朝イチに訪問するのがとっても重要です。
残すところあと1週間、面白い展覧会なので是非体験してみて欲しいです。
(2019-02-18追記)
顔真卿、なんだか凄かったです。
普段東博常設でも書コーナーはスルーしがちで国宝重文なら・・・というくらいなのですが
昨年の縄文展と同じく得体の知れない熱気に包まれていました。
メインは顔真卿《祭姪文稿》。
こちらのブースだけ列に並んでの鑑賞となります。
注意点としてはこの《祭姪文稿》が書かれたときの背景というか顔真卿の慚愧の念というか
当時の感情を充分に加味する必要があります。
でないと、誤字脱字だらけのただの汚い筆跡と思ってしまうからです。
あと陳列ケースには数メートルに渡って展示されていますが《祭姪文稿》本体は
40~50センチ程度で残りは後世に追記されたものなのでご注意を。
自分も一回目は本体部分をサラッと流して追記部分を凝視してしまいました。
前列は歩きながらの鑑賞となるので後列から隙間からの鑑賞も可能です。
金曜夜間で結構混んでいました。
中華圏の人ら多数で本展の注目度の高さが伺えます。失礼ながらガラガラかと思っていました。
絵画と違って一文字一文字を丁寧に単眼鏡で追う人もいるので
鑑賞地蔵の占拠により注目作は我慢が強いられます。譲り合いの気持ちが大切。
あとガラスケースが手垢と脂で過去最低に汚れています。こちらも残念。
顔真… Read More
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アートアジェンダから招待チケットをいただいて、行ってきました。「祭姪文稿」が素晴らしかったです。本で見るものとは違う臨場感が感じられます。金曜日の午後だったこともあるかもしれませんが、やや混雑気味で作品の前で少し並ばないといけませんでしたが、支障がある程ではなかったです。その他もメジャーな作品の拓本が時代順に配列されていたので、書道に興味のある方には、書の歴史の勉強にもなるかもしれません。
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