特別展 仏像の姿 ~微笑む・飾る・踊る~

三井記念美術館

  • 開催期間:2018年9月15日(土)~2018年11月25日(日)
  • クリップ数:16 件
  • 感想・評価:6 件
特別展 仏像の姿 ~微笑む・飾る・踊る~ 三井記念美術館-1
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十一面観音立像 鎌倉時代 大阪・四天王寺
重文  毘沙門天立像 平安時代 東京国立博物館 Image: TNM Image Archives
阿弥陀如来立像 鎌倉時代 東京国立博物館 Image: TNM Image Archives
弥勒菩薩立像 鎌倉時代個人蔵
重文  釈迦如来立像 鎌倉時代滋賀・荘厳寺
重文  毘沙門天立像 平安時代 京都・誓願寺
天部立像 平安時代 個人蔵
重文  阿弥陀三尊像のうち両脇侍像 平安時代 大阪・四天王寺
不動明王立像 鎌倉時代 個人蔵
伽藍神立像 鎌倉時代 奈良国立博物館 画像提供:奈良国立博物館(撮影 佐々木香輔)
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

日本には、古来多くの魅力的な仏像が伝えられています。

本展覧会は、これらの仏像の作者である「仏師」の豊かな感性と独創性、そして高度な技術に光を当て、特に仏像の「顔」「装飾」「動きとポーズ」を切り口に、日本人の心と創造力を様々な角度からご覧いただくことに挑戦します。

例えば、「顔」では慈悲、微笑み、威厳、怒りなど色々な表情を、「装飾」では仏身の輝き、彩色、装身具による華麗な荘厳などを、「動きとポーズ」では体幹の支点や捻り、手足の上下による微妙な動きから、踏みしめたり、蹴り上げたり、舞踊に近い大ぶりな動作までを、普段あまり気づかないところを紹介いたします。

写真では分からない、まさに「仏師がアーティストになる瞬間」を、本展覧会でぜひ体感ください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年9月15日(土)~2018年11月25日(日)
会場 三井記念美術館 Google Map
住所 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
9月18日(火)、9月25日(火)、10月9日(火)
※9月17日(月・祝)、9月24日(月・振休)、
10月8日(月・祝)は開館
観覧料 一般 1,300円(1,100円)
大学・高校生 800円(700円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は20名様以上の団体料金
    ※70歳以上の方は1,000円(要証明)
    ※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券のご提示で、2回目以降は団体料金
    ※障害者手帳をご呈示いただいたお客様、およびその介護者(1名)は無料
TEL050–5541–8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.mitsui-museum.jp/

三井記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

三井記念美術館 三井記念美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

「仏像の形態」に着目した異色の仏像展。

仏像の「顔」「装飾」「動きとポーズ」に着目し、仏師の感性と技術に迫る展覧会。この秋東京で見られる3つの仏像展のひとつ。なかなか楽しく見させていただきました。
三井記念美術館は入り口と最初の展示室こそ重厚な雰囲気ですが、タワービル内のワンフロア―という限られたスペースの美術館。さりながら、三井家が収集した日本と東洋の美術品の優れたものを、なかなか面白い切り口で見せてくれている。スペースのせいか比較的小ぶりの展示品が多く、明治の超絶技巧や象彦・柴田是真など工芸作品、能関係など、強く印象に残っている回も多くあります。今回の「仏像の姿」では、三年前の「蔵王権現」の回が思い出され、トーハクの様に溜息や感嘆の仏像との出会いは期待せず、何か面白いものに出会るかなと、思って出かけました。
神奈川称名寺の仏像数点、地元だったのに知らなかった、のでちょっと驚かされました。奈良博やトーハクでお馴染の素晴らしい仏像にもお会い出来ました(特に「伽藍神立像」や十二神将にお会いできたのは嬉しかった)けれど、小ぶりの像だけに個人蔵の出展も多く、なかなか見られないものが見られたと思っています。光背にガラスが使われた鎌倉期「弥勒菩薩立像」などはとても素敵でした。
最後の部屋は藝大文化財保存学とのコラボで、仏像の,様々な技術を駆使した調査研究から、修復やレプリカ作成、というものが紹介され、日本古来より培われてきた仏師の技術や創意工夫が、未来にどのように継承されていくかを考えさせられます。私も大学時代博物館学芸員資格を取得しました。講義や実習でいろいろ学んだりやったりしたことが思い出されましたが、あれからうん十年、当たり前ながら技術が進んでいることを実感しました。若者たちが古の文化や技術をしっかり訪ねて未来に伝えて行ってくれることを、心から楽しみに思います。何時か、古色よごしを入れた現状再現のレプリカでもいいです、展示品に、化学で知ることの出来た往時の色や装飾の再現を、時間を限ってプロジェクションマッピングで見せてくれたりしたら、嬉しいなと思います。実際極彩色の仏像より退色した今の木肌の仏像の方がいいと思う私ですが、落成当時の人々が見たであろう像の姿も、見てみたいと思いますから。ついでに背景に置かれている堂宇の映像もつくともっと嬉しいですね。

THANKS!をクリックしたユーザー
Kimusan5057さん

4.0

初心者向け?な印象でした

仏像の動きや表情、装飾といった点に着目し、平安・鎌倉期を中心とした仏像を観られる展覧会です。
それぞれのキャプションに簡潔な「見どころ」が書かれており、私のように仏像の鑑賞に慣れていない人にはありがたいのではないでしょうか。
宗派や時代的な、尊格の持つ意味合いなどを気にせずとも、仏像を「美術品」として楽しめる展覧会だと思います。
後半の藝大とのコラボ企画は、精緻な模刻と彩色の再現に驚かされました。

各キャプションで丁寧に解説がなされていますが、なかなか文章量が多く全て読み切ろうとするとかえって疲れるかもしれません。
また、珍しいポーズ、造形等も指摘してくれていますが、これはある程度鑑賞を重ねてスタンダードを把握していないと印象に残りづらいかなとも感じました。

コラボ企画も含め、多様な仏像の表し方と仏師の技巧を楽しめる展示だとおもいます。

3.0

これだけは断然お勧めできます

展示室1
四天王眷属立像 東京国立博物館
彩色がまだ残っています小さいですが表情体つきに迫力があります

展示室4
右手最奥の毘沙門天立像 肥後定慶作
この毘沙門天玉眼で邪気も玉眼です凄く見られます色々見抜かれます
覚悟して見て下さい

入口反対側の左側の一木造の広目天立像 滋賀・長命寺
一木造なのに比較的大きく見た眼爽やかです

展示室5
五大明王像のうち軍荼利明王 奈良国立博物館
つくりのバランスが凄く良いです片足で立っています
いや舞っています

雷神立像 小田原文化財団
この展示室最後の展示品ですがこれは絶対見逃さないでください
眼を合わせれば声が聞こえます生きて時が止まっています

展示室6
宝菩提院 菩薩半跏像 神奈川・光明院
復元品なので新しいです木目が見られる仏像はあまりありません
その木目と像のシルエットがとても美しいです
小さな展示室にあります見逃さないで

3.0

小さい・・

あまりまとまりのない出品群に、若干無理やりテーマ付けしたような印象。
確かに面白いポーズなどはあるが、そんなに珍しいものでもないし・・・

4.0

こんな見方、初めてです!

仏像を360°みるのがこの頃の流行ですが、この展覧会はちょっと違います。
どんな動きをしているの?という、具体的な動きと造形にこだわって見ていく展覧会で、気付かなかった見方や解釈もあり、とても斬新で面白かったです!。新しい見方でとても楽しく時間を忘れて見てきました。
こちらも何度も見に行きたい展覧会です。
ただ、他の美術館さんのものが多いためか、グッズや気に入った仏像のハガキがなく・・・ちょっと残念でした・・・。

3.0

博物館常設展レベル

仏像の造形美を紹介してます。博物館常設展でよくお見かけする像、法量は少ないながら五大明王、十二神将全揃い等も展示してます。初心者へという声もありますが、むしろ東博展の肥後定慶の准低観音一躰観た方が得るものはあるでしょう。ディスプレイ特にライティング、同時期開催の東博、サントリー美術館の仏像展示より劣る感じです

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  • BY TK

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出展作品・関連画像IMAGES

十一面観音立像 鎌倉時代 大阪・四天王寺

重文  毘沙門天立像 平安時代 東京国立博物館 Image: TNM Image Archives

阿弥陀如来立像 鎌倉時代 東京国立博物館 Image: TNM Image Archives

弥勒菩薩立像 鎌倉時代個人蔵

重文  釈迦如来立像 鎌倉時代滋賀・荘厳寺

重文  毘沙門天立像 平安時代 京都・誓願寺

天部立像 平安時代 個人蔵

重文  阿弥陀三尊像のうち両脇侍像 平安時代 大阪・四天王寺

不動明王立像 鎌倉時代 個人蔵

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