5.0
悲母観音様
狩野芳崖の悲母観音を見たくて行きました。その場を離れたくない思いがするくらい惹きつけられる魅力を感じました。
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“近代日本画の父”狩野芳崖(かのうほうがい 文政11年(1828年)-明治21年(1888年))の4人の高弟〈岡倉秋水、岡不崩、高屋肖哲、本多天城〉。
彼らは芳崖の晩年に師事し、芳崖の絶筆《悲母観音》の制作を間近で目撃しています。その後入学した東京美術学校では「芳崖四天王」と称され、一目置かれる存在でした。
本展は、知られざる芳崖四天王の人と画業を紹介します。
また師・芳崖を中心に、狩野派の最後を飾る画家たちの作品や、四天王と同じ時代を生き、岡倉覚三(天心)と共に日本画の革新に挑んだ横山大観、下村観山、菱田春草らの作品が一堂に会し、芳崖の創った多様な近代日本画の水脈を辿ります。
会期 |
2018年9月15日(土)~2018年10月28日(日)
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会場 | 泉屋博古館東京 Google Map |
住所 | 東京都港区六本木1丁目5番地1号 |
時間 |
11:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 ※9/17、9/24、10/8 は開館 9/18(火)、9/25(火)、10/9(火)は休館 |
観覧料 | 一般 800円(640円) 高大生 600円(480円) 中学生以下 無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/ |
5.0
狩野芳崖の悲母観音を見たくて行きました。その場を離れたくない思いがするくらい惹きつけられる魅力を感じました。
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菱田春草が好きで前後期とも作品を観に行きました。
春草らよりも上の代の橋本雅邦、そして狩野芳崖の作品をあんなにたくさんみるのは初めてでした。後期の悲母観音、仁王捉鬼図、不動明王の有名な作品3点は圧倒的な存在感で、いつまでも見ていられました。
明治期の日本画の様々な新しい試みを一度に観ることができて大満足です。
春草の作品も、初期のものから朦朧体の作品、晩年の装飾的な福井の「落葉」まで幅広い展示で嬉しかったです。
泉屋博古館分館は場所もよく、毎回魅力的な展覧会を開催していると思います。今回の展覧会はもう終わってしまいますが、とてもお勧めの場所です。
4.0
芳崖が好きな方の強いおススメで観に行った。
『悲母観音』は以前に藝大美術館で観た事があったが3点揃った様は素晴らしかった。
また、芳崖の『悲母観音』を模写した弟子?達の『悲母観音』も興味深かった。
泉屋博古館は初めて行ったが都会の中にこんなに素敵な美術館があるなんて、知りませんでした。
また、機会があれば、ぜひ伺いたいと思いました。
4.0
急速な西洋化で、日本の伝統的画壇は旧弊なものと見なされ、存続の危機に陥ったその後、一変今度は国粋主義の一端をになわされたり、本当に大変な時代にあって、必死に模索しつつ、伝統を踏襲しながらも新しく素晴らしい作品を生み出し続けた、あの時代の「日本画家」たちは、ホント半端ないです。彼らを支えたフェノロサ、天心や、実業家たちもまた、半端ないと思いますが…。住友さんもたぶんその中の人だったでしょう。
狩野芳崖、橋本雅邦、下村観山、菱田春草、等この時代を代表する画家たちの、素晴らしい作品が、この小さな美術館に、詰め込まれています。後期の方ももう少しで終わってしまいます。前期と入れ替わっている作品が多いので、ぜひ前期を見たという方も。館長のモーニングトークも面白いですよ。
4.0
前後期行ってまいりました。
半分強展示替えされていました。
狩野芳崖《悲母観音》 初対面。細部の書き込みがスゴイ!軸装じゃないんですねぇ。
狩野芳崖《仁王捉鬼図》 実はこっちのほうがカッコ良かった!色彩が鮮やかで幻想的で素晴らしい。
本多天城《山水》 前期に引き続きお気に入り。山水画が増えていました。
菱田春草も素敵で、展示作品は後期のほうが良かったです。
もうすぐ終わりです。お早めに~。
5.0
そんなに大きなミュージアムではないが、清潔で居心地が良い場所だ。入口に飾ってある6点の菩薩図や観音図は繊細で大変美しい。いずれも芳崖に師事した画家たちのものだが圧巻である。展示は、彼らがいかに芳崖に影響を受け師事していたのか、その技法をもってわかるようになっている。また、画家たちと同じ時代を生き、岡倉天心と共に生きた大観や春草らの日本画も展示されている。「日本画を光で描け」天心の示した道を行く画家たちの絵は必見。個人的には、【春色】の淡い心象風景のような画に虜である。光の表現に魅せられる。
芳崖の【伏龍羅漢図】は、安定の完璧さ。偉大な父である。今の時代には、このような絵師は存在しない。後期展示に芳崖の非母観音がやってくる。見逃せない。
4.0
芳崖の作品は少な目ですが、彼とともに生きた時代の画家と彼の意思を継いだ者たちの絵画への思いとその変遷が分かるような展覧会です。
「空気を描くには?」というところから、もうろう体ができていく様子、絵画の流れが変わっていくところがわかりやすく展示されています。
後期の展示替え作品もあわせて見てみたいところなので、前後期2回行くことをオススメします。
グッズの絵ハガキも美しく、とても素敵に再現されているので、ぜひ!!
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