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荒川豊蔵と加藤源十郎と江名子ばんどり
この展覧会の感想ではありませんが、最近知りましたので投稿します。
私は、今は瀬戸市在住ですが、高山市江名子町生まれです。子供のころ高山の実家では、冬の農閑期に「ばんどり」という雨合羽の役割をするものですが、稲わらを編んで作っていました。そのばんどりの製作方法を江名子の地に伝えた人が加藤源十郎影成という美濃から来た陶工であったということです。(1661年ころ)
1930年、美濃で荒川豊蔵が祖先であった加藤源十郎影成らが焼いた陶辺を発掘します。これを知ったのは可児市の荒川豊蔵記念館を訪れた時でした。
織部・志野は瀬戸では身近な存在ですが、荒川豊蔵氏は特別な存在に感じます。また、江名子ばんどりと加藤源十郎影成の関係を調べた人は実家では語り草であった田中大秀という国学者です。