工芸館開館40周年記念 名工の明治

国立工芸館

  • 開催期間:2018年3月1日(木)~2018年5月27日(日)
  • クリップ数:10 件
  • 感想・評価:2 件
工芸館開館40周年記念 名工の明治 国立工芸館-1
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鈴木長吉《十二の鷹》1893年 東京国立近代美術館蔵
鈴木長吉《十二の鷹》1893年 東京国立近代美術館蔵
鈴木長吉《十二の鷹》1893年 東京国立近代美術館蔵
鈴木長吉《十二の鷹》1893年 東京国立近代美術館蔵
鈴木長吉《十二の鷹》1893年 東京国立近代美術館蔵
初代宮川香山《鳩桜花図高浮彫花瓶》1871-82年頃 東京国立近代美術館蔵
二十代堆朱楊成《彫漆六華式平卓》1915年 東京国立近代美術館蔵
松田権六《蒔絵螺鈿有職文飾箱》1960年 東京国立近代美術館蔵
三代德田八十吉《燿彩鉢 創生》1991年 東京国立近代美術館蔵
工芸館開館40周年記念 名工の明治 国立工芸館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

明治時代、その優れた技術によって帝室技芸員に任命された鈴木長吉(1848-1919)。

東京国立近代美術館工芸館所蔵の《十二の鷹》は彼の代表作の一つで、1893年アメリカ開催されたシカゴ・コロンブス世界博覧会で発表されました。

古来より武将たちが好んで行った鷹狩りで用いられる鷹をモチーフに、本物と見紛うリアルな表現と、金、銀、銅、赤銅、四分一といった金属の色を巧みにちりばめた華やかさで、世界の人々を驚かせました。

東京国立近代美術館工芸館では、この《十二の鷹》の修復に数年をかけて取り組み、このたび修復後初のお披露目がなされます。長らく失われていた鉾垂れ(鷹の止まり木に使用される装飾布)も復元され、発表当初の鮮やかな色合いがよみがえりました。

「明治150年」にもちなみ、本展では、高い技術力と表現力を兼ね備え明治の精神を今に伝える名工たちの作品もあわせて紹介します。現代の工芸作品も含めた所蔵作品約100点を通して、技と表現が現代にいかに継承されたのか、その展開を探ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年3月1日(木)~2018年5月27日(日)
会場 国立工芸館 Google Map
住所 石川県金沢市出羽町3-2
時間 9:30~17:30 (最終入場時間 17:00)
休館日 月曜日 
※3月26日、4月2日、4月30日は開館
観覧料 一般 250円(200円)
大学生 130円(60円)
  • ※無料観覧日
    3月4日(日)、4月1日(日)、5月6日(日)、
    5月18日(金)国際博物館の日
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、友の会、賛助会員(同伴者1名まで)MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)、キャンパスメンバーズ、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
    ※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、会員証、社員証、障害者手帳を要提示
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttp://www.momat.go.jp/cg/exhibition/meiko_2017/

国立工芸館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

国立工芸館 国立工芸館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

壮観!! 修復完了で「十二の鷹」全てが勢ぞろい!!

 今、東京国立近代美術館工芸館では、所蔵品展ながら実にスゴイ展示「名工の明治」展が開催されています。最近は明治大正期の「超絶技巧」があちこちで取り上げられていますが、こちらもその代表格、鈴木長吉の「十二の鷹」が、修復後はじめての展示がされているのです。今までも工芸館や泉屋博古館分館やトーハクなどあちこちで数羽は見たことがありました。とても金工とは思えない素晴らしい作品です。その見事な鷹が十二羽揃って、鉾垂れ(復元~低めの漆塗の衣桁のようなに装飾錦布や紐があしらわれたもの)にずら~りととまって色々なポーズを見せている様は、正に壮観!! 夢中で見入るうちに、ついつい床に引かれた観覧境界線を越えてしまう人が続出しているようでした。また修復で判った色々な技巧の説明やX線画像などもあり、増々感動でした。その他にも初代宮川香山や板谷波山や松田権六館蔵の他皆々見ごたえ十分な工芸名品が約100点展示されています。工芸は今一解らないからと思う方でも、これは一見の価値があるのではと思います。
 東京国立近代美術館へは何度も行ったという方も、同じ北の丸公園内に建つ、中央に小さな八角形の塔屋を乗せた赤煉瓦に白石化粧のアクセントが美しい「旧近衛師団司令部庁舎」の建物が、その分館の一つ「工芸館」であることを知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。ちょっと分かりにくい場所に建つため、全容がなかなか見えないこちらの建物も、内装はちょっとつまらないですが、外観は一見の価値ありと思います。ちなみに京都国立近代美術館でも今、「明治150年-明治の日本画と工芸」展をやっていますよね。キャパの問題も観覧料の違いもあるからもちろん、比較できるものではないです。
 「工芸館」はたった250円で、更に特別展以外なら各月第一日曜や5/18国際博物館の日が無料で見られてしまいます。もちろん「ぐるっとパス2018」でも無料。JAF割もあります。
 東京国立近代美術館本館では同じ5/27までの会期で特別展「横山大観」展もやっています。千鳥ヶ淵の桜はもう終わってしまいましたが、新緑の美しい季節、千鳥ヶ淵や皇居や北の丸公園などの散策は結構素敵です。合わせて如何でしょうか。

THANKS!をクリックしたユーザー
しゃけトマトさん

3.0

鷹十二羽は見る価値有り

鈴木長吉作、十二の鷹。
これを見るだけでも十分に価値があります。金属加工による鷹は一体でも、十分に驚嘆に値するのに、様々なポーズの鷹が十二羽、それが至近距離で鑑賞できるのですから、これは見ものです。
それにしてもここに展示された明治工芸の数々の、その技巧はなんと精緻であったことか(一部は現代作家の作品もあります)。
昨今の超絶技巧流行りにいささか食傷気味とはいえ、やはりその技術をまのあたりにすると、ため息が出ます。貧弱な理屈に支えられた青白い美術なんかより、技術、技巧に支えられた現物には力があります。
これで観覧料は二百五十円なのですから、ほとんどタダみたいなもの。
作品数はさほど多くないので、皇居近くの散策のついでに、気軽に立ち寄ってみるのにうってつけです。

THANKS!をクリックしたユーザー
しゃけトマトさん

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出展作品・関連画像IMAGES

鈴木長吉《十二の鷹》1893年 東京国立近代美術館蔵

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初代宮川香山《鳩桜花図高浮彫花瓶》1871-82年頃 東京国立近代美術館蔵

二十代堆朱楊成《彫漆六華式平卓》1915年 東京国立近代美術館蔵

松田権六《蒔絵螺鈿有職文飾箱》1960年 東京国立近代美術館蔵

三代德田八十吉《燿彩鉢 創生》1991年 東京国立近代美術館蔵

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