4.0
高畑勲さんがつくった、ちひろ展
いすが置いてあって、写真撮影もできる、高畑勲さんがつくった展覧会。
いつもの、ちひろ作品と違う、戦争を題材にしたものは、初めて鑑賞したので、驚きました。
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古今東西の美術や文学に通じ、独自の審美眼でアニメーション表現の可能性を追求し、第一線で活躍してきた高畑勲。彼に深い洞察を与え続けてきた画家のひとりが、いわさきちひろです。
高畑が初めて、ちひろの絵本に出会ったのは今から約50年前のことです。当時、高畑の長女が保育園から家に持ち帰った絵本が『あめのひのおるすばん』でした。詩のような短いことばと水彩のにじみを生かした絵で子どもの心をとらえたちひろの絵本に心を奪われたといいます。
ちひろが新たな絵本表現に意欲的に取り組み始めたとき、高畑はリアルタイムでその作品に接し、折に触れてインスピレーションを得てきました。
本展では、高畑の視点からちひろの絵の魅力を新発見し、今までにない演出でちひろの絵の世界を“体感”していただきます。
◆ 高畑勲(1935~)
東京大学仏文科卒業。東映動画(現・東映アニメーション)などを経て、1985年、宮崎駿らとスタジオジブリ設立。主な監督・演出作品にTVシリーズ「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」、映画「じゃりン子チエ」「セロ弾きのゴーシュ」「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ホーホケキョ となりの山田くん」「柳川掘割物語」「かぐや姫の物語」など。そのほか「王と鳥」など海外アニメーションの日本語版翻訳・監修や『十二世紀のアニメーション』『アニメーション、折りにふれて』など著作多数。当財団評議員。
会期 |
2017年5月19日(金)~2017年8月20日(日)
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会場 | ちひろ美術館・東京 Google Map |
住所 | 東京都練馬区下石神井4-7-2 |
時間 |
10:00~17:00
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休館日 |
月曜日 ※月曜日が祝休日の場合は開館、翌平日休 ※8/1~8/20は無休 |
観覧料 | 大人800円 高校生以下無料
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TEL | 03-3995-0612 テレフォンガイド 03-3995-3001 |
URL | https://chihiro.jp/tokyo/ |
割引券 | https://chihiro.jp/foundation/contact/surveyform/ |
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いすが置いてあって、写真撮影もできる、高畑勲さんがつくった展覧会。
いつもの、ちひろ作品と違う、戦争を題材にしたものは、初めて鑑賞したので、驚きました。
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こちらは、ちひろのアトリエ再現コーナーのある、展示室3と、4にて開催。
展示室3では、ちひろの絵の中に、と、敢えて、低い位置に、ちひろ作品を持ってくる。
観るには、座らないといけないから、椅子が置いてある。
で、座って、観ると、必然的に、絵と対話することになる。という構成。
4,は、写真撮影可。
この展示を作った、高畑さんは、ちひろの絵の子どもは笑っていない、むしろ、人間の「尊厳」が表れている。とみる。
それが、東アジアへ広がったのが、ベトナム戦争に際して描かれた、「戦火の中の子どもたち」であり、それはまた、ちひろ自身が体験した太平洋戦争と繋がる。
逢えて、ちひろらしくない、黒で暗い絵を描いて、子どもの尊厳を訴えているようだ。
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