キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々

パナソニック汐留美術館

  • 開催期間:2016年1月16日(土)~2016年3月21日(月・振)
  • クリップ数:11 件
  • 感想・評価:6 件
キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々 パナソニック汐留美術館-1
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セバスチャン・シューデル《マルタゴン・リリー(ユリ科)とクロアザミ(キク科)、他》(『カレンダリウム』より)
17世紀初頭、キュー王立植物園蔵 
© The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
マーガレット・ミーン《ダリア属(キク科)》1790年頃、キュー王立植物園蔵
© The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
バシリウス・ベスラーの委託による《オオカンユリ》(ユリ科)(『アイヒシュテット庭園植物誌』より)1613年、キュー王立植物園蔵
© The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
シデナム・ティースト・エドワーズ《センコウハナビ(ヒガンバナ科)》1818年、キュー王立植物園蔵
© The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
ウィリアム・モリス《チューリップ》1875年頃、個人蔵
レイチェル・ペダー=スミス《マメ科の種子を用いた作画》2004年、キュー王立植物園蔵
キュー王立植物園のパーム・ハウス
© The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

自然の景観を活かし、草花を巧みに配して変化に富んだ光景をつくり出すイングリッシュ・ガーデン(英国式庭園)。

それらの植物の多くは、大航海時代以来、その新奇な美しさに魅せられたヨーロッパの人々により冒険と探求の結晶として集められたものです。植物研究と庭づくりへの情熱により、庭園は文化として豊かに発展しました。世界各地からもたらされた植物は、科学的探究の成果に芸術性が融合したボタニカル・アート(植物画)としてさかんに描かれ、鑑賞熱も高まりました。

植物はまたデザイナーたちを魅了し、室内調度や服飾品へと溶け込み日常生活に彩りを添えています。18世紀半ばに開園したキュー王立植物園は、いまや最先端の植物学の研究機関であり、また22万点のボタニカル・アートを収集する世界有数の植物園です。2003年にはユネスコ(UNESCO)世界遺産にも登録されました。

本展はその発展に寄与したジョセフ・バンクスやチャールズ・ダーウィンらの研究者、往時の植物画家たち、ウィリアム・モリスをはじめとするデザイナーなど、イングリッシュ・ガーデンにまつわる人々に注目しながら、数世紀にわたる英国人の植物への情熱をひもとくものです。

同園が所蔵する黎明期から現代までのボタニカル・アートの名品、さらに植物を着想源としたデザイン・工芸品を含めた約150点を展観します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2016年1月16日(土)~2016年3月21日(月・振)
会場 パナソニック汐留美術館 Google Map
住所 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※パナソニック リビング ショウルーム東京と定休日、閉館時間が異なっているため、ショウルーム定休日・17時以降ご利用の入り口が限られています。館内マップに掲載の方法でご入場下さい
休館日 水曜日 
・水曜日が祝・祭日の場合は開館。
・展示替、年末年始
観覧料 一般:1,000円
65歳以上:900円
大学生:700円
中・高校生:500円
小学生以下:無料
  • ※20名以上の団体:各100円割引
    ※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能。
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttp://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160116/index.html

パナソニック汐留美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

パナソニック汐留美術館 パナソニック汐留美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

楽しかったボタニカル・アート展

ボタニカル・アートの展覧会では、Bunkamuraザ・ミュージアムで見た2011年の「花の画家 ルドゥーテ『美花選』展」と2014年の「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展を思い出します。はっきり言えば共にやや退屈な展覧会でした。『美花選』も『バンクス花譜集』も写実的な細密スケッチで、一枚一枚はとても美しいのですが、同じ画風のスケッチが何百枚もずらっと展示されていると、最初は感動して見ていても変化の無さに飽き、後半はざっと眺めて早々と退場しました。
そういうわけで今回もあまり期待しないで出かけたのですが、良い意味で期待が裏切られました。汐留ミュージアムの利点(?)は会場が狭く、同じ画家の絵を何百枚も並べるスペースがないことにあります。このため、今回の展示では作風の異なる多数の画家の作品が数点ずつ展示されています。写実的なスケッチのみならず、デフォルメした抽象画風な作品もあります。匿名インド人アーチストが描いたヒマワリはまるでゴッホのようです(ややおおげさですが)。植物のスケッチのみならず、植物模様のタイルや調度品など多様な作品が並べられており、あのウィリアム・モリスのテキスタイルまで飾られています。このように工夫された展示とやや狭い展示スペースの相乗効果で、最後まで飽きずに楽しく閲覧できました。また常設のルオーギャラリーも今回は花に関する作品が展示されており、これも楽しめました。

4.0

キュー王立植物園へ行きたくなる

自然の景観を活かし、草花を上手に配する素敵なイングリッシュ・ガーデンが多くあるイギリスに行きたいと思いが増す、展覧会でした。
ボタニカルアートやウィリアム・モリスなどのイギリスに所縁のある展示も多く、じっくり見てきました。いつか本当にマナーハウスなどに泊まり、イギリスを巡りたい。

4.0

繊細なタッチと美しい色彩

植物の細部を観察し、写し取ったボタニカルアートには、描く者の植物への愛情が深く感じられるものばかりでした。ウェッジウッドのモチーフとなった植物画もありましたが、なんと進化論で有名なチャールズ・ダーウィンは、ウェッジウッドを創業したジョサイア・ウェッジウッドの孫、ということをこの展覧会で初めて知りました。

THANKS!をクリックしたユーザー
tonoさん

4.0

優雅

小さいけれどまとまりのよい美術館で優雅な気分が味わえました。植物モチーフの装飾は華やかでああいう柄の小物とか家に飾りたいと思いました。

4.0

自然美の芸術世界

自然のままに描かれた「植物画」を、「ボタニカル・アート」という芸術として再認識させてくれた。
展覧会では、「植物画」の歴史を辿りながら、植物が「世」に与えた影響をみせてくれる。精密に描かれた植物の数々にも圧倒されたが、特に、今回、楽しみにしていたのは、クリストファー・ドレッサーやウィリアム・モリスなどの装飾芸術家たちの作品。個人的には、期待を裏切らないものを見ることができたと思う。





3.0

ボタニカルアートという分野

展示されていた絵画は、主に1400年代~1800年代ごろに描かれた、植物の花びらや葉や茎などの表情を絵の中で拡大させて、細部をリアルに描きとった、植物への好奇心や愛情に満ちた絵でした。

数百年前のものとは思えない美しい彩色で、とてもリアルで、どこか艶めかしさもあり、不思議な魅力がありました。

まだレントゲンもカメラも無い時代に、今目の前にある生きた植物の表情を緻密に観察して、記録として残していくような絵でもあります。

また、これらの植物画で面白いと思った点は、1枚のキャンバスの中に置かれたそれらの植物の構図が面白く、一つの植物を解体して、画面の中に丁寧に並べてみたり、中央からキャンバスいっぱいに、堂々とした姿で描かれたりと、その存在感ある構図から、目の前の植物の香りが漂ってくるかのようでした。

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セバスチャン・シューデル《マルタゴン・リリー(ユリ科)とクロアザミ(キク科)、他》(『カレンダリウム』より)
17世紀初頭、キュー王立植物園蔵 
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マーガレット・ミーン《ダリア属(キク科)》1790年頃、キュー王立植物園蔵
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バシリウス・ベスラーの委託による《オオカンユリ》(ユリ科)(『アイヒシュテット庭園植物誌』より)1613年、キュー王立植物園蔵
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シデナム・ティースト・エドワーズ《センコウハナビ(ヒガンバナ科)》1818年、キュー王立植物園蔵
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ウィリアム・モリス《チューリップ》1875年頃、個人蔵

レイチェル・ペダー=スミス《マメ科の種子を用いた作画》2004年、キュー王立植物園蔵

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