この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

豊蔵作品中、季節感のある器のとり合わせを紹介。早春の色合いや、草花の写し等、春のお祝い膳に相応しい器を披露します。

また、志野・黄瀬戸・瀬戸黒作品は、色合いと姿を愛でることも、魅力のひとつでしょう。うたげの卓を一層盛り上げる器の数々をご覧ください。

■豊蔵作品
「紅梅図四方隅切鉢」
豊蔵は、庭園樹木の中でも特にお気に入りだったのが梅の木だったようです。それは数々の作品からもうかがうこともできます。厳しい冬から春の先駆けの梅が香り、ほころび始める頃を写生帳に画き込んでいます。

今回登場する「紅梅図四方隅切鉢」は、たっぷり枝を伸ばし花芯に金彩を施し、一層あでやかな紅梅を装った作品です。縁高の側面まで紅梅を散らした、豪華さにも惹かれます。

■愛蔵品
「百合向付 5客」
豊蔵は琳派の尾形乾山をこよなく愛で、収集しています。華やかさの中の洗練された造形感覚や独特の色調は、豊蔵の美意識を刺激したのでしょう。中でも「百合向付 5客」は、豊蔵が集めた乾山作品の中でも見ごたえのある作品のひとつです。豪華な花をシンプルな形の器にした造形美は、現代に通じるものを感じます。

更に今回は、荒川豊蔵資料館パンフレットで紹介している「吉野山絵四方皿」も登場します。春めく季節の先取り展示をご覧ください。

開催概要EVENT DETAILS

会期	2017年3月3日(金)～2017年4月16日(日)
会場	荒川豊蔵資料館 Google Map
住所	岐阜県可児市久々利柿下入会352番地 [公式アクセスMAP]
時間	10:00～15:30 （最終入場時間 15:15） 平成29年3月31日(金)までは開館時間が10時から15時30分(最終入館時間 15時15分)、 平成29年4月1日(土)からは開館時間が9時30分から16時(最終入館時間 15時30分)までとなります。
休館日	月曜日　火曜日　水曜日　木曜日　 平成29年4月1日(土)より、休館日が月曜日のみとなります。
観覧料	一般 210円 団体 150円(20名以上) 高校生以下 無料 障がい者(手帳提示)の方と付き添いの方(1名)無料 選べる共通入館券※ 310円 ※「選べる共通入館券」を利用の場合、市内有料施設3館（荒川豊蔵資料館・可児郷土歴史館・戦国山城ミュージアム ）のうち2館選んで入館できます。有効期限は1年間です。また、川合考古資料館 は無料で観覧できます。
TEL	0574-64-1461
URL	http://www.city.kani.lg.jp/12066.htm
割引券	http://www.city.kani.lg.jp/10434.htm