4.0
祈りのかたち
近年、人気が高まっている円空の作品を、京都初公開のものなどを含め100点以上を一挙に見ることができました。コンパクトな会場で、どれも見やすく展示されていてよかったです。いわゆる美術品ではなく、人々の真なる祈り、生活に根ざした仏のかたちに心が洗われます。
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江戸時代初めの寛永9(1632)年、美濃国(岐阜県)に生まれた円空(1632-95)は、出家後に、像を彫りはじめた32歳から亡くなる64歳までの30年余りの間に、日本の各地を巡錫しながら12万体の像を彫り遺したとされています。現在確認されているだけでも、実に5,400余体にも上ります。
本展は、円空没後330年を記念し、今も伝え継がれる円空像の中から、関西初公開を多数含む優れた像を厳選して紹介します。円空彫像のはじまりとされる自らの悟りの境地を追い求めた「上求菩提(じょうぐぼだい)」と、晩年の庶民を仏の道へ導き救済をめざした「下化衆生(げけしゅじょう)」で構成し、円空の信仰と布教の変遷を、躍動する鑿(のみ)使いで表現されたさまざまな祈りのかたちでたどります。
※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。
| 会期 | 2025年8月30日(土)~2025年10月6日(月) |
|---|---|
| 会場 |
美術館「えき」KYOTO
|
| 住所 | 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹7階隣接 |
| 時間 |
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| 休館日 | 会期中無休 |
| 観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 高・大学生 1,000円(800円) 小・中学生 500円(300円)
|
| TEL | 075(352)1111(大代表) |
| URL | https://www.mistore.jp/store/kyoto/museum.html |
◆ ギャラリー・トーク
本展監修の小島梯次氏(円空学会理事長)によるギャラリー・トークを開催
会場:美術館「えき」KYOTO
日時:2025年8月30日(土) 、9月7日(日)
①10:30~ ②14:00~ 各回約45分
※マイクを使用し、会場内を移動しながらのトークとなります
※事前申込不要。参加には美術館入館券が必要です
※混雑した場合は、入館制限をする場合があります
4.0
近年、人気が高まっている円空の作品を、京都初公開のものなどを含め100点以上を一挙に見ることができました。コンパクトな会場で、どれも見やすく展示されていてよかったです。いわゆる美術品ではなく、人々の真なる祈り、生活に根ざした仏のかたちに心が洗われます。
3.0
草間彌生展の帰りに立ち寄った。
仏像を見るのは好きだけど、円空さんの彫り物はいわゆる仏さんとは一線を画した、もっと個人的な、内面的な、そういう意味では芸術的な創作物であり、祈りの対象という意味では工芸的な実用品でもあり、といった印象。
普通、仏さんの表情はシレッとしていて、その距離感が味わいというか、内省の助けになるんだけど、円空さんのはほぼみんな、憤怒相でさえ口元がニコっとしていて、親しみやすさが前面に出ている。
少ないのみ数でザクザクっとおそらく短時間で象られていて、そのセンスの良さが否応なしに伝わってくる。
3.0
円空の仏像は、とても人との距離が身近な感じがします。一番近くの祈りの対象。そこが一番好きなところです。実際、多くの個人蔵があり、仏像には明らかに撫でられたり触られたりした雰囲気があるところから特にそう思います。
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