4.0
シンプルな佇まい、静かさが身に染みる
サブタイトルの「不必要な物で全体が混乱しないように」という言葉が、気になって、ワタリウム美術館へ。
鴨治晃次さんは1935年生まれで、今年で90歳。そして66年ぶりの帰国とのことで、66年間、ポーランドを拠点に活動されてきたそうです。ポーランドの現代美術の最前線で活躍されていて、その証拠に、ポーランドの主要な美術館には鴨治さんの作品がコレクションされているそうです。
全体としてシンプルな感じで、白と黒の世界。あるいは小さなオブジェを広い空間にぽつんと配置する作品が目をひきます。特に4階に展示された 《二つの極》――壁に白地に黒い線が引かれた4つの絵画が掛けられ、その前の床に石が置かれているインスタレーションは印象的でした。説明に曰く「何が正しい位置なのか。正しい位置を探すこと。探すことに戻ること。多分そのことが仕事をする上でいちばん大事なことに思える」とある。床に置かれた石や絵の中で1本の線の配置にセンスの良さを感じる。
撮影可、展示替えなし、図録あり、です。







