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「絵本」とはなんだろう?
恒例のボローニャ国際絵本原画展。普段「文+絵画」の合わせ技と見てしまってまじまじと見る機会の少ない「絵本の絵だけ」を、しかも原画で観る機会となるので、割と観に行きます。
展示の最後にエンリケ・コゼール・モレイラさんの特別展示作品「La danza del cielo y la tierra(空と大地のダンス)」があるのですが、言葉が全くないのに、ストーリーや作者の言いたいことが伝わってきて、絵本という表現手段の可能性を感じます(子供にも大人にも、どの国の人にも伝わる力)。
もう一つの特別展示のシドニー・スミスさんの絵も素晴らしかった。
と思って帰宅後に、ボローニャ展は「出版・未出版を問わず子どもの本のために制作した作品(5枚1組) があれば応募することができる」と知ってショックです。それはもう全然「絵本」関係ないですね。次年度からただの「イラスト展」に名前を変えれば良いのに、絵本への冒涜だなぁ。
今年、同じように絵本原画の展示を千葉市美術館で観ましたが、絵画の下にそのシーンの説明・セリフが書かれていて、とても見やすかったし、子どもも楽しみやすいと思いました。その点今回の展示は残念・・・と思って帰ってきたのですが、前述のとおりそれは板橋区立美術館のせいではなく、ボローニャ展としては仕方のないことなのでしょうね。
とはいえ、展示されている作品が悪いわけではなく、毎年原画をじっくり観たからこその気付きがあります。
また、海外作品であるからこその「日本人ではこういう色の表現をしないな」というような驚きと発見もあります。
ということで、展覧会としては面白かったのですが、ボローニャ展自体の成り立ちに疑問だったので、つい☆2つにしてしまいました。
でも、「絵本」を名乗るのであれば、ストーリーとの結びつきは大切だと思うんですよね。














