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源氏物語三昧 国宝も復元模写も
国宝源氏物語絵巻が勢ぞろい、五島美術館所蔵も合わせて。これは10年ぶり。
期間は3週間と短い。
混み合うのは覚悟のうえで平日午後に訪問です。
入館時に20分、そして常設展示を見た後の国宝絵巻展示室の前で約1時間の待ち。
但し、ショーケースから1メートル程度離れた場所から遠目に鑑賞するのであれば、待ち時間なく入れます。
展示室では、ショーケースの前を一列に。歩みを止めると、係員にすかさず注意されます。美しい詞書に見とれても、足を止められません(笑)
まあ、このような展示現場の状況も想定の範囲内ではあります。
なので、事前にひと通りしっかり予習し、実際にこの目で確認したい部分をイメージして臨みました。
やはり、通しで鑑賞することの価値は高いと実感します。
表現技法や保存状態、料紙・詞書の違いを比較して。
更には、加藤純子氏他による平成の復元模写も、全作対応するように展示され、往時のイメージがわきます。例えば、岩絵具の色の経年変化をみると、緑の発色は変わらないが、青藍は茶変するのか、等々。
常設展コーナーにも興味深い源氏物語。
《白描源氏物語色紙画帖》はタイトルのとおり白黒の白描画、《源氏物語画帖 詞書 近衛尚嗣ほか筆、絵 土佐光則筆》は一枚毎に異なる筆の詞書が個性的で味わい深い、どちらも江戸期の逸品。
国宝絵巻を中心に、源氏物語三昧を堪能する鑑賞体験でした。





