5.0
撮る人=描く人=撮られる人=描かれる人
藤田嗣治さんの作品展は、数年前東京ステーションギャラリーで鑑賞させていただきましたが、今回のキュレーションは乳白色の下地に面相筆で描く繊細な輪郭線による絵画作品と、自身が撮影した写真作品とのリンクやコラージュに視点を置いているところが新鮮でした。
銀塩写真や出始めのカラーフィルムの、あのちょっと掠れて滲んだ被写体がなんとも言えない美しさです。
日常をメモするように撮影して、それをバラバラにして絵画作品の中に再構築している様子が比較展示してあり、絵画作品の中のギミックがわかり面白かったです。
また自分を面白がってセルフプロデュースしている様や、受動と能動のスイッチングに優れた才能を強く感じました。
半世紀以上経っても色褪せない新しさを感じました。
梅まつりで賑わう快晴の偕楽園を横目に、湖畔をゆっくり1周ハイキングしながら、
茨城県近代美術館に初来館しました。どっしりとした荘厳な建物、中のアトリウムも天井が高く千波湖を望む借景が素晴らしいロケーションでした。
日曜日でしたが、会場はゆったり時間をかけて鑑賞できました。



