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アートのプチ・テーマパーク。 楽しい!
十和田市現代美術館。
ここは、アートのプチ・テーマパークです。
海外の人も含め観光客が多く、パシャパシャと記念写真を撮りまくるのが、ここではお似合い。鑑賞の妨げ、とか野暮なことは感じません。
そんな、とても楽しい美術館ですね。
常設展示は、現代作家の作品が、館の中にも外にも。
ひとつひとつが独立した空間に展示され、建物と一体に。
まさに、テーマパークのアトラクション感覚です。
企画展は、エルヴィン・ヴルム。
彼の世界は寓話的だが、後をひく小難しさや奥深さがない。これは計算づく。
超生真面目な遊び心があり、その成果物は、やわらかくて軽い。
目にした瞬間の違和感・異物感が、瞬時に心地よさ・調和感に変わる。
不思議な感覚である。
《精神》のセーターを内側から着せられたような部屋、館外にある、空気を入れて膨らんだような《ファット・ハウス》《ファット・カー》は、まさにそうだ。
《学校》の平べったい教室の中は戦時下教育の情景、「修道士と修道女」シリーズの写真の人物の冒涜的なポーズ。
モチーフはかなり攻めているが、深刻さをまとうことなく、カラッとしている。
佳き哉。







