5.0
樂家450年、歴代の様々な「樂茶碗」を見られて楽しかったです
《一子相伝》とはただ秘伝の奥義を守り受け継ぐことではなく、伝統に立脚しながらそこに安住することなく、常に今と向き合い時代と共に変化しながら新たな造形美を作り出していくこと、《不連続の連続》と言い表されているとおり、歴代の樂茶碗は個々にその趣や味わい、形状や色合いが異なり、樂家450年の中で常に新たなことに挑み続けてきた歴代の真摯な姿を感じ取ることができました。
これ程たくさんの樂茶碗を見られる機会は滅多にないでしょうし、形や色合いなど見ているとどれも面白くて、じっくり見入ってしまいました。中でも三代 道入の光沢のある黒樂茶碗が素晴らしくて、とても印象に残りました。