この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
明治時代、西本願寺の鏡如新門(大谷光瑞、後の第22世鏡如宗主)が、仏教の伝播を探るため、一宗派の事業として組織した大谷探検隊。大谷探検隊の三度にわたるインド・中央アジアの調査で、最後を飾ったのが隊員・吉川小一郎です。
彼は明治44年(1911)5月に日本を出発し約3年間、中央アジアの仏教遺跡を調査しました。この中で、特にトルファン地域では延べ6ヵ月間にわたり、仏教遺跡や古墳群の発掘調査を行い、古墳からはミイラや数多くの副葬品、葬送儀礼に使用された紙片が出土しました。これらは当時の社会・経済・文化に関する貴重な資料となり、その後の敦煌・トルファン学の進展に大いに貢献しました。
本展では、生誕140年を機縁として、吉川小一郎が探検地である中国や中央アジアから家族宛に送った多くの書簡や古写真、そして自身の回顧音源(すべて初公開)を中心に、大谷探検隊の実像と吉川小一郎の人間像に迫ります。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2025年4月19日(土)~2025年6月22日(日) |
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会場 |
龍谷大学 龍谷ミュージアム
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住所 | 京都府京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前) |
時間 |
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休館日 |
月曜日、5月7日(水) ※ただし、5月5日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,100円(900円) 高大生 600円(400円) 小中生 300円(200円) 小学生未満 無料
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TEL | 075-351-2500 |
URL | https://museum.ryukoku.ac.jp/ |
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出展作品・関連画像IMAGES

沙漠地帯を横断するラクダ隊 大正3年(1914) 原資料:ガラス乾板 龍谷大学図書館

吉川小一郎 明治44年(1911)5月 神戸 吉川家

吉川小一郎 大正5年(1916)頃、神戸二楽荘 吉川家

吉川小一郎(勲三等瑞宝章の受章) 昭和41年(1966) 吉川家

『大谷探検隊写真帖』を見る吉川小一郎 昭和52年(1977) 吉川家

『大谷探検隊写真帖』 大正時代 吉川小一郎作製 吉川家

古写真(吉川小一郎と橘瑞超) 明治45年(1912) 吉川家

吉川小一郎が探検で使用していた機材(水準器、高度計、懐中時計) 明治時代 龍谷大学図書館
(展示期間:5月20日〜6月22日)

朱地連珠天馬文錦 アスターナ古墳群(トルファン)7世紀 龍谷大学図書館
(展示期間:5月20日〜6月22日)