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鑑賞方法は、壁を押す、ロープを引く、ハンドルを回す
以前、大阪の国立国際美術館でのグループ展「感覚の領域 今、『経験する』ということ」や、千葉市美術館での「つくりかけラボ」で見たことはあったけれど、美術館全体を使った単独の企画展で飯川作品を見るのは初めてです。水戸芸術館(水戸芸)はそこそこ広いので、どんなことになるのかを楽しみにしながら訪問しました。
鑑賞方法としては、壁を押す、ロープを引く、ハンドルを回す、といったことになります。それぞれの行為に合わせて、どこかで何かが動いているはず。このあたりは、いつも通り。そして、ところどころに一見普通のカバンですが、持とうとすると猛烈に重いカバンが置いてあったり、巨大なピンクの猫が「どうやって入れたの?」という感じで一室をほぼ占有していたりする。これもいつも通りですが、水戸芸用にカスタマイズされています。
楽しめたけれど、入場者数が少ないタイミングだったので、壁を押すのは自分一人。これには少し時間がかかりました。特に最初の壁は重くて、体重50kg以下の人は一人では難しいかもしれません。押し切ってみると、この大きさかと分かって面白い。国立国際美術館では、一人で押していたら見に来た人が一緒に押し始めて、最終的には5人くらいで押す「団体競技」的に楽しめました。水戸芸では、遠目に眺めている方はいたけれど、手伝ってはくれませんでした。このあたりは水戸と大阪の違いかも。残念だったのは、美術館の外壁にぶら下がっているカバンなどが動くところを目撃できなかったことかな。
写真撮影可で図録は制作中(予約可)でした。










