日比野克彦
ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで

水戸芸術館 現代美術ギャラリー

  • 開催期間:2025年7月19日(土)~2025年10月5日(日)
  • クリップ数:8 件
  • 感想・評価:2 件
日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで 水戸芸術館 現代美術ギャラリー-1
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《種は船・明後日丸》(2007/2025) 制作現場 2025年 撮影:仲川あい
「オートバイ」(1984) 撮影:竹内裕二
「わたしはちきゅうのこだま」(2020)より 写真提供:HIBINO SPECIAL
「消える時間」《うごき》(1993) 撮影:冨岡誠
「こよみのよぶね」(2006-) 2021年の様子 撮影:日比野克彦
「明後日新聞社文化事業部」(2003-) 2003年の様子 写真提供:HIBINO SPECIAL
「私が初めて立ち止まったのは萱場の橋の上でした」(2002) 写真提供:HIBINO SPECIAL
日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで 水戸芸術館 現代美術ギャラリー-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

日比野克彦は幼い頃、予期せず一人ぼっちになった時、橋の上で「ひとり」を実感したと言います。そして、絵を描くのは「だれかと」会いたい、コミュニケーションしたいからだと語ります。本展は「ひとり」から「だれかと」へ、つながりを求めていく日比野による活動の変遷を生立ちから現在まで辿ります。

1980年代前半、東京藝術大学大学院デザイン専攻に在籍していた日比野は、ダンボールを素材にした作品でイラストレーションの概念を拡張し、立て続けに公募展の大賞を受賞して一躍時代の寵児となりました。しかし、日比野の活動を俯瞰する時、80年代はアーティストとしてのキャリアの一段階にすぎません。90年代には自らと向き合い、形のないものの表現を模索し、2000年代には関係性を探求するアートプロジェクトへと大きく舵を切りました。2010年代以降は美術館の館長、2020年代はさらに大学長という役割を担いながら、美術を福祉、医療などと掛け合わせ、時に行政や企業とも連携して社会に結びつける実践を精力的に行っていきます。本展はそれらすべてをアーティスト日比野による「表現」と捉える観点から編まれたものです。

本展ではいくつものフィールドを横断しながら縦横無尽に活躍する日比野を、アーティストとして形成された過程を起点に、関わる人びとの視点を通して深掘りし、絵本や漫画を取り入れてエピソードを織り交ぜながら紹介します。手つきや振る舞い、姿勢に着目することで、必ずしも形や物として残らない2000年代以降の活動も含め、日比野の拡張してやまない芸術実践に通底するものを探ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年7月19日(土)~2025年10月5日(日)
会場 水戸芸術館 現代美術ギャラリー Google Map
住所 茨城県水戸市五軒町1-6-8
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日、7月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)
※ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館
観覧料 一般 900円
一般団体(20名以上)700円
高校生以下、70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
*学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です
  • ◎一年間有効フリーパス 「年間パス」2,000円
    ◎学生とシニアのための特別割引デー「ファーストフライデー」:毎月第一金曜日は学生と65~69歳の方が100円で展覧会を観覧できます*要証明書
TEL029-227-8111
URLhttps://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5358.html

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

日比野克彦の作品と活動を堪能できる

ダンボールアートを実際に見たくて行ってきたが、それ以上に発見がたくさんあった。
まず、入口すぐの日比野さんの味わいのある手書き文字と文章が心地よく、引き込まれていく感じになる。
それぞれの作品テーマが、分かりやすいのが良い。とくに、パリのホテルでの作品は、文章を読みながら楽しむことができる。
ダンボールアートは、可愛さとユーモアさをじっくり感じることができ、保存状態が良いのにも驚く。
後半の年譜は、日比野さんの手書きの追記が大変興味深く、多くの来館者が、時間をかけて読み込んでいた。
参加者つくったの「橋」の作品がどこまでもどこまでも続いているのが、日比野さんの活動の大きさを実感できる。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

ダンボール・アートって立体的なドローイングなんだなあ

気がついたら東京藝大の学長、という感じの日比野克彦さん。幼少期から現在までを170点以上の作品を通してたどる、とのことで、特にダンボール・アートに、どんな具合にたどり着いたのかが知りたくなって、水戸へ。

冒頭というか最初の部屋は、幼少期から小中学校、大学でのエピソードなど、デビューまでのあれこれが、手を替え品を替えという感じで展示してました。
ダンボール・アートへいたる道筋としては、小学校時代の書道の授業、藝大での有元利夫から一言、藝大の4年のときの決意といったエピソードが印象に残りました。そして、ダンボール・アートは現代書道的な描き方やドローイングの延長線上にあって、立体的なドローイングというか、スピード感のある彫刻という感じかなと、勝手に理解しました。

ちなみに、その後、ドローイングや立体物が、より抽象化していって、次の作品を生み出すのですが、その一方で「人に会うために絵を描く」として、演劇に関わったり、ワークショップやアートプロジェクトへと、人と関係する方向に進んでいくのでした。なるほどねえ、という感じ。

ダンボールで橋を作る、という参加型プロジェクトも同時開催してました。日比野さんからの4つの問いかけがあって、それを考えながら、橋を作るというもの。ダンポールとか厚紙とか、クレヨンとかあったと思う。時間に余裕がなかったので、参加できなかたのが、残念なところ。

写真撮影OK。図録は制作中。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

《種は船・明後日丸》(2007/2025) 制作現場 2025年 撮影:仲川あい

「オートバイ」(1984) 撮影:竹内裕二

「わたしはちきゅうのこだま」(2020)より 写真提供:HIBINO SPECIAL

「消える時間」《うごき》(1993) 撮影:冨岡誠

「こよみのよぶね」(2006-) 2021年の様子 撮影:日比野克彦

「明後日新聞社文化事業部」(2003-) 2003年の様子 写真提供:HIBINO SPECIAL

「私が初めて立ち止まったのは萱場の橋の上でした」(2002) 写真提供:HIBINO SPECIAL

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