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雛人形と京人形
初めて訪れる博物館でした。
この雛祭り展示は、建物全体(平成知新館)のほんの一区画で、思っていた規模とは違いましたが、大変興味深い展示でした。
参勤交代の大名へ宮中からお人形が下賜されたそうで、それはお土産人形というそうです。
有職立雛は、公家装束を写した特別注文の雛人形で、某親王妃より賜ったという伝来によって、男雛の衣装には、親王を象徴する文様である雲鶴が織られていました。
このお雛様は、そんな衣装も素敵だけれど、私から見て、どう見ても微笑んでいるように見えて、お顔が一際他より今に通じる現代的なおもむきに見えました。
女旅芸人を模した人形があって、このような今で言うところの職業婦人を模したような人形が作られていたことに驚きました。
その展示近くに、小ぶりの振袖が2着飾ってあって、どう考えても幼児が着るくらいの大きさで「幼児が振袖?」と不思議でしたが、よく考えればお人形用だったのですね。
幼児といえば、享保雛、
4~5歳児の男児と女児がお座りしているくらいの大きさで本当にびっくりしました。
毛髪は毛植えで公家装束を模したものでさすがに立派でした。
次郎左衛門雛 は、丸顔のおっとりした素朴なお顔だちでした。
幼児がはいはいする姿を写した四つんばいの人形這子は、雛人形の始まりのひとつだそうです。
これと対になっている天児という人形もありました。
圧巻は豪華な御殿飾り雛ですが、それの雛道具に私は目を奪われました。
本物をただ縮小しただけな感じの豪華さ緻密さ立派さでした。
雛食器も別コーナーに色々展示されていましたが、おままごとに使用するのはもったいないような仕様の物ばかりでした。
貝合わせもありましたが、雛用仕様のためか、貝の大きさがとても小さく、でも中の絵がらは本格的なものでした。
黒光りして年代を感じさせる犬張子や、小さな賀茂人形の七福神など、見所満載でした。
この雛人形の展示は、毎年やっているようなので、また来年もいってみたいなと思いました。
余談ですが、
今回私は3月3日に、三十三間堂(←この博物館のまん前)の春桃会 とともに、この展示にも行くつもりだったのですが、三十三間堂春桃会の特別な御朱印とお守りのほうに気をとられ、その日の曜日が月曜日であることをすっかり忘れていて、当日「本日閉館日」のプレート見て絶句。
3日に一石二鳥で両方観覧でき… Read More



