あふれる詩情と浪漫
―鏑木清方と中澤弘光―

鎌倉市鏑木清方記念美術館

  • 開催期間:2024年10月26日(土)~2024年12月1日(日)
  • クリップ数:1 件
あふれる詩情と浪漫―鏑木清方と中澤弘光― 鎌倉市鏑木清方記念美術館-1
あふれる詩情と浪漫―鏑木清方と中澤弘光― 鎌倉市鏑木清方記念美術館-2
鏑木清方《秋宵》 明治36年(1903) 鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵
中澤弘光《舞妓(手鏡を持つ)》 昭和33年(1958) 個人蔵
あふれる詩情と浪漫―鏑木清方と中澤弘光― 鎌倉市鏑木清方記念美術館-1
あふれる詩情と浪漫―鏑木清方と中澤弘光― 鎌倉市鏑木清方記念美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

明治時代の後期、新聞や雑誌、書籍が次々と刊行され出版界が活況を呈すと、それらに掲載する表紙絵や口絵、挿絵の需要も増え、多くの画家が仕事の一つとして絵を描きました。当時、挿絵画家として活躍していた鏑木清方は、浮世絵など日本の伝統絵画の研究を重ねつつ、西洋絵画にも触れ、日本画家として自分なりの表現を模索していました。

清方と同じ頃に挿絵を描き、油彩画を描いた画家に中澤弘光(1874-1964)がいます。清方は、中澤の詩情豊かな画風を「理想的写実派」と高く評価し、舞妓や奈良の風景を題材に彼が描いた小品を所蔵するほどでした。さらに、彼が手がけた文芸雑誌『新小説』の表紙絵について、特に印象深いものとして、誰も追随することのできない独自な境地と評しました。

ともに東京に生まれ、清方より四歳年長の中澤。二人は、同じ頃に挿絵を描き、後に一人は日本画家、一人は洋画家となり多くの作品を残しました。二人の作品や挿絵、スケッチを並べると、日本の風景や女性の美への共鳴するような視点と感覚を、感じることができます。
 
本特別展では、同じ時代を生きた二人の画家が、画材や技法も違う日本画と西洋画の枠を超え、ともに愛しみ描いた日本の情趣を紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年10月26日(土)~2024年12月1日(日)
会場 鎌倉市鏑木清方記念美術館 Google Map
住所 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号
時間 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日、11月5日(火)、1月12日(火)
※ただし11月4日(月・振)は開館
観覧料 一般 450円
小・中学生 220円
TEL0467-23-6405
URLhttp://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/index.html

鎌倉市鏑木清方記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

鎌倉市鏑木清方記念美術館 鎌倉市鏑木清方記念美術館

講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆清方と洋画家たちの作品からひもとく 近代のよそおい
講師:山塙菜未 氏(ポーラ美術館 学芸員)
日時:2024年11月12日(火) 13:30~15:00
参加費:800円
申込み:電話(0467-23-6405)または窓口にて(先着順)

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鏑木清方《秋宵》 明治36年(1903) 鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵

中澤弘光《舞妓(手鏡を持つ)》 昭和33年(1958) 個人蔵

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