この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
大正から昭和にかけ近代化が進んだ東京では、伝統的な季節の風習は徐々に忘れられつつありました。それでも昭和の初めころまでは、正月に晴れ着姿で髪を島田に結った女性や新春の寿ぎを唄い踊る萬歳の姿がみられたといいます。
江戸から続く風習や季節の行事を大切にしていた清方は、新年を迎えると氏神や七福神へ詣でたり、弟子たちと新年会を開いて宝珠の寄せ描きをするなど新春の吉例を楽しんでいました。そして、松飾りを外し、七草粥を食べて正月気分も落ち着く頃には、日常に戻ることに寂しさを覚えつつも春が来るのを心待ちにしていました。
本展覧会では清方が新春の風情に取材した作品や口絵、雑誌の正月号の附録となった双六などを紹介します。あわせて、清方作品を名匠・永井周山が意匠化した押絵羽子板「明治風俗十二ヶ月」も展示します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年12月2日(土)~2024年1月8日(月・祝) |
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会場 | 鎌倉市鏑木清方記念美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日、12月29日(金)~1月3日(水) ※ただし1月8日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 300円 小・中学生 150円 鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生~大学生 無料 |
TEL | 0467-23-6405 |
URL | http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/index.html |
鎌倉市鏑木清方記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ 展示解説
第2・4土曜日 13:30~
◆ 年始特別企画「新春福引き&初売り」
ミュージアムグッズが当たる福引きと、叢書図録・一筆箋の特別価格販売
期間:2024年1月4日(木)~8日(月・祝)
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