パビリオン・トウキョウ2021 草間彌生「オブリタレーションルーム」
- 2
- 0
- VIEW352
- by tabihituji
「パビリオン・トウキョウ2021」は、新国立競技場を中心に点在している9人のアーティストによる9つのパビリオンです。
そのうちの1つに草間彌生さんのパビリオンがあり、「オブリタレーションルーム」を観てきました。
オブリタレーションとは「自己消滅」という意味だそうです。
草間さんのパビリオンは屋内にあり、鑑賞者は展示会場の入り口でドットのカラーシールを渡されます。そのシールを全てが真っ白で作られている部屋に貼っていくという参加型のアートです。
カラーのシールで埋め尽くすことにより、いつの間にかに壁や家具の境が分からなくなり消滅するというもの。
草間さんの作品が見たい!という人にとってはやや期待はずれな感じになりますが、参加型アートという貴重な体験ができます。
会期初日の鑑賞者はシールが好きなところに貼れたと思いますが、私が訪れた日はだいぶシールで埋め尽くされ、余白を探して貼りました。布素材のところはすぐにシールが剥がれるので要注意です。
この作品は開催初日と最終日で部屋の印象がガラリと変わるアートなので、最終日はシールの上にシールを貼ることになり、まさに「オブリタレーションルーム」ほぼ消滅した部屋を体感できるのではないでしょうか。
パビリオントウキョウ2021 草間彌生「オブリタレーションルーム」
会場:渋谷区役所
東京都渋谷区渋谷1-18-21
期間:2021年7月1日〜9月5日