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北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより

北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより

中之島香雪美術館|大阪府

開催期間:

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二人の作品を見比べられるまたとない機会。

北斎展といえば2017年の大英博物館共同プロジェクトが記憶に新しく、広重展はまもなくあべのハルカス美術館で開催されます。

しかしながら、北斎と広重。この二人の代表作を多数同時に観られる機会というのはなかなかないのではないでしょうか。

この二人は、小説でいえばホームズとルパン。ヒーローならスーパーマンとバットマン。お菓子でいえばきのことたけのこのように人気を二分するライバルともいえましょう。
どちらが好きか。。という問いには私は数回順位が入れ替わっております。

今回は比重としてはやや広重が多め。まずは広重9歳の三保松原図から始まり、遺言状、遺品、三代目豊国による死絵(前期のみ)と広重の生涯を追従できるようになっています。しかしながら、東海道五十三次内6点に比べ、富嶽三十六景は23店と3.5倍。このすべてが前後期で入れ替わるので、これはまた後期も行かねばなりません。

さて、出かけたのはGW初日。モネ展ほどではないにしろ入場制限がかかるほどの人出でした。さすがにこの二人だと違いますね。

さほど大きな美術館ではないので回廊のように順次回ってみる感じではありますが、人が多いためか若干進みが遅く、かえってゆっくり堪能しながら進むことができます。さらにほぼすべての作品が撮影可能(スマホに限る)。

また、広重の師匠である歌川豊広の作品も数点ありました。このころは緑と薄い朱が中心で、まだベロ藍が使われていない時代。
二人の作品に慣れ親しんだ我々には少し物足りなさを感じます。しかし逆をいえば、当時の人たちがベロ藍で刷られた浮世絵を観たときの鮮烈さを想像させてくれます。

忠臣蔵や越後屋など、共通した題材も多く、二人とも遠近法を意識して描いていたり、時には過度なデフォルメや大胆なアレンジをするタイプなので、二人の違いや共通点を見比べて鑑賞するまたとない機会。

何とか時間を作って、後期もお邪魔させていただきます。

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