新せ界
六本木ミュージアム|東京都
開催期間: ~
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新せ界は、過去も現在もあって創造されていくものだった
欅坂46時代には展覧会が無かったが、櫻坂46になってようやく展覧会が開催されることとなり、ファンからしたらたまらないものだった。開催された場所が以前、姉妹グループの乃木坂46が開催しただいだいぜんぶ展と同じ六本木ミュージアムであったことも感慨深い。
衣装やCDジャケットの展示などもあり、普段間近で見れない作品を観ることができた。間近どころか、この展覧会以外では公開されていないダンス練習シーンや、MV撮影シーンの合間のやり取り、最近のパリ郊外での映像が所々にあり、どこも見逃せない空間であった。それは勿論、足元も例外ではない。展示作品の足元をよく見ると、櫻坂46時代のダンスシーン映像やコンセプト企画書などが散りばめられていた。それはつまり、欅坂46という地盤があったからこそ、今の櫻坂46がつくりあげられているということを物語っていて、古参のファンのこともわかっている演出がされていて嬉しかった。
個人的に嬉しいと同時に悔しいと感じたのは、「なぜ恋をしてこなかったのだろう?」の解説コーナーである。このコーナーではMVシーンの絵コンテが全部公開されていたが、一部が天井近くの壁にまで展示されていて、すべてを見るには、あまりにも身長、視力が足りなかったのだ。あれ程悔しい思いをしたことはない。今度また鑑賞する際には双眼鏡を持っていこうと考える程だ。
最後の方にはそれぞれのメッセージやメンバーたちの手書きの新せ界の字やサインがあり、満足して退館できた。
これからの櫻坂46を知りたい人は、この新せ界に足を運ぶことをお薦めする。