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パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂

パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂

アーティゾン美術館|東京都

開催期間:

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見応え抜群のパリ・オペラ座

16頁にもおよぶホッチキス留めの「作品リスト」を会場入口で無料配布。リストには、フランス語も記載されているので情報量は倍増するが、作家の生没年も記載されるなど、情報量が満載のものであった。そして、リストの分量通り、展示室内には楽譜に絵画、舞台衣装スケッチ、実物衣装など作品がびっしりと展示され、14時の入館から18時の閉館まで4時間も見続けていた。
〈展示解説より〉
・「オペラ座は様々な時代を通じて情熱をよびさましその情熱がきっかけとなり多くの偉大な作品が生まれた」
・「オペラはあらゆる分野の芸術家たちが築き上げてきた。画家、建築家、映画監督、ビデオ作家、造形芸術家、演劇人、これらの創造者、諸芸術の融合を実現。舞台、歌手、ダンサー、音楽家を登場させ束の間の演劇瞬間を捉え、造形芸術を作り上げた“総合芸術”である。」
・「総合芸術の歴史は劇場の壁面でいつも目にする装飾物だけでなくこれまでに残っていてフランス国が保存している数々の物質的痕跡によってたどることができる。」
・アレクサンドルヂュマ著『モンテ・クリスト伯』より「パリの観劇で客席はがら空き。芝居が始まってから入っていくことがパリでは流行していた」

・ジュール = ウジェーヌ・ルヌヴー(1819–1898)《ミューズと昼と夜の時に囲まれ、音楽に魅せられた美の勝利 (パリ・オペラ座円天井の最終案)》1872年、油彩・カンヴァス、Dia. 148.4、パリ、フランス国立図書館
・エメ・ミレー(1819–1891)《竪琴を掲げるアポロン、妻壁のグループ》石膏、38×18×46、パリフランス国立図書館
・《1653年に宮廷で催されたバレエ『夜』の衣装、 マンドリンを持つルイ14世》1653年 ドローイング(グワッシュ) 27×18 パリ、フランス国立図書館
・ジャン = バティスト・リュリ(1632–1687)《『アルセスト(またはアルシードの勝利)』 (セバスティアン・ド・ブロッサールによる写し)》1670–1699年、楽譜 13.9×22、パリフランス国立図書館:6/4の曲。高音符のヒゲ、逆向きに記譜。ルイ14c音楽監督に就任(1661)。
・ジャン = ピエール・ダンタン(1800–1869)《作曲家ジョアキーノ = アントニオ・ロッシーニの胸像》1831年、テラコッタ色の石膏、21×20×34、パリフランス国立図書館:目を閉じて竪琴を抱え、優しい顔。可愛い。
・ジョアキーノ・ロッシーニ(1792–1868)《『ギョーム・テル』》1829年頃、自筆譜、26×35.7 パリ、フランス国立図書館:可愛い音符。
・《オペラ座の舞台美術アトリエの情景、ルヴォワ通り (王政復古時代)》デトランプ パリ、フランス国立図書館
・ポール・マテ(1844–1929)《オペラ座の舞台背景を描く舞台美術家オーギュスト = アルフレッド・リュベの肖像》1877年、油彩・カンヴァス、220×145、パリフランス国立図書館
・ポール・ラルテ(1909–1988)《『イカール(イカロス)』衣装デザイン》1935年 鉛筆、水彩、グワッシュ パリ、フランス国立図書館 BMO, D216 G-1 (55)

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