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ムットーニ セレクション ―2024年度寄託作品を含むムットーニ特集展示―

ムットーニ セレクション ―2024年度寄託作品を含むムットーニ特集展示―

八王子市夢美術館|東京都

開催期間:

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精巧な機構が紡ぐシアターの世界

寄託作品6点、大作4点、新作1点の計11点の作品とチャプター模型作品が展示されている。壁面には図面やスケッチなどがあり、美しいドローイング絵画のようにも見え、制作の過程を想像させる。

今回の特集展示会場は、一番広い第1展示室は使用せず、第2・第3展示室の2室で構成されている。美術家・自動人形師のムットーニ(本名・武藤政彦)の世界を凝縮した、密度の高い展示空間である。

入口横の第3展示室は「エントランスと記憶の小部屋」と題され、寄託作品の展示が6点。第2展示室がメインステージとなり、壁沿いに配置された自動人形のタイム・ナビゲーター、法王・女神・神官・賢者が最初に姿を見せる。
奥の照明が落とされた空間に入り、タイムテーブルに従って稼働する展示作品の前へ移動し、おおよそ五分程度のボックスシアターを鑑賞する。作品を取り囲むと、10名程度までがちょうどよい感じである。
順番に上映されるので、全作品を鑑賞しようとすれば1時間は必要。今回は3作品を見たが、人形の精緻な動きにはただ目を見張るばかりである。演出もとても良く練られており舞台である箱自体もスライドしステージを拡張する。動き、光、音が一体となり、鑑賞者は舞台装置の中の小宇宙へと引き込まれてゆく感覚を覚える。
からくりの動きと光と音が、決して全面に出てくるわけではないストーリーに裏付けされ、総合芸術となって作品の世界を立ち上げている。まさに、文学的な作品と呼べるであろう。


展示作品一覧
「ヴィヴィル・シン・ティ」2020年
「花、根源、そして愛」2020年
「アナザー・ウィングズ」2023年
「シグナル・メモリー」2017年
「ローズ・オブ・ウィンド」2013年
「ディープ・アズ・ホライゾン」2023年
「ジャングル・パラダイス」2013年
「ヘル・パラダイス」2018年
「スケッチング・スカイスクレーパーズ」2025年 新作
「サテライト・キャバレー」2007年
「カンターテ・ドミノ」2005年
「秘密の小部屋」(点灯のみ)2005年
 
追記:
・平日の昼に来館。地下駐車場(八日町夢街道パーキング)が満車だったので、近くのコンベンション施設・八王子エルシィで昼食をとり、駐車料金は無料に。
・八王子市夢美術館は午後7時まで開いている(ただし、入館は午後6時30分まで)。
・ムットーニ氏自らが作品中で展開するストーリーを語り、作品を紹介する「上演会」の実施日もある(HP要確認)。12月5日(金)、12(金)の各日14時から、ムットーニ氏によるギャラリートーク。
・同じ東京都内で世田谷文学館も作品を7台所蔵(コレクション展にて開館時間中毎時30分から上演、HP要確認)。

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