山本理顕展 コミュニティーと建築
横須賀美術館|神奈川県
開催期間: ~
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代表作品の中で観る山本理顕展
横須賀美術館は三浦半島の東端にある観音崎公園内に建つ市営の美術館です。
市街からほどよく離れた小高い丘に建っており、青い海と緑の芝生、ガラス張りの建物が見事に調和して本当に気持ちの良い空間の美術館です。
私が初めてここに訪れたのは、もう十年以上前になりますが、そのときに展示会の中身よりも美術館の建物の方が気に入ってしまい、山本理顕さんの名前を知りました。
山本理顕さんは1945年生まれの建築家で工学院大学教授、横浜国立大学院教授を経て、2011年より日本大学大学院特任教授、2018年から2022年までは名古屋造形大学学長、2022年より東京芸術大学客員教授といった経歴で、同時に1973年山本理顕設計工場を設立より多くの公共施設から個人住宅まで様々な建築作品を生み出してきています。昨年2024年には建築会のノーベル賞といわれる権威あるプリッカー賞を受賞しています。
今回は世界的建築家である山本理顕さんの手掛けたプロジェクトが、進行中や落選してしまったものも含め一同に、代表作の1つである横須賀美術館にて展示されるということで、非常に意味のある展覧会となっています。
展示は手掛けた年順に番号が振られており、個人住宅のNo1三瓶邸に始まり、公共施設や団地、都市計画など多岐にわたります。
作品は100以上にもわたっており、ああ、あの建築って、山本理顕さんの建築だったんだ!という気づきもあり、興味深いものがありました。
私は特徴的な丸い屋根を持つ、ガゼボ、ロトンダ、熊本県営保田窪第一団地、都市デザインとして緑園都市のビル、公立はこだて未来大学、福生市庁舎といった作品が特に印象的でした。
会場では外国人の方や建築学科の学生さん、その他大勢の方が作品を真剣に観ていました。山本理顕ファンは絶対に会期中に横須賀美術館に行くことを強くお勧めします。