特別展「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」
神戸ファッション美術館|兵庫県
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鮮やかな銘仙に込められた乙女心にときめきました!
雨の土曜日にも関わらず、館内は着物姿のグループも何組か見かけ、華やいだ空間の中で、忘れていた乙女心が甦ってきました。
大正から昭和初期にかけて作られた銘仙の着物の大胆なデザイン、明るく豊かな色彩に驚きました。
斬新なデザインは、当時最先端の着物ファッションだったのでしょう。銘仙の着物が、今も色褪せることなく輝いていました。こんな着物を着たら、きっと心が晴れ晴れして、楽しくなるだろうと感じました。
しかし、忘れてはならないのが、戦争時代。銘仙の柄の中に興亜のコと亜の字がデザインとして織り込まれ、沢山のプロペラ機が着物の中で飛び交う。女性の着るものまで厳しく統制され思想教育に使われたことが示されていました。そして、戦後の自由で伸びやかな時代、新時代の銘仙の展示に圧倒されました。犬と猫が大きく描かれた一枚は、今のペットブームの魁です。古さを感じない、カワイイの先駆者的な感じさえしました。
今回の展示が、桐生正子さんというお一人の女性のコレクションと聞いて、素晴らしいと思いました。着物と帯、小物類のコーディネートもとても素敵でした。どんなお嬢さんたちが、当時着ていらしたのだろうと想像しながらゆっくり鑑賞しました。
ミュージアムショップには、大正ロマンの鮮やかな色彩の半衿や着物の端布、チェコなどの外国のビーズやレース、レトロ柄のカバン、銘仙の羽織、髪飾りなど可愛いものが多種販売されていました。