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静岡市歴史博物館は、静岡市ならではの大切な歴史的・文化的資源の価値と魅力を発信するとともに、都市イメージ「大御所家康と駿府」の確立を目指す、といったコンセプトのもと、2023年1月13日にグランドオープン。
同館は、城下町や駿府城大手御門から二ノ丸堀に続く雁行動線を建物内部まで立体的に延長し、街並みと建物が一体となることで、街並みから建物まで伸びる『人の道』を形づくっている。また、しっくい調塗装の外壁・1階廻りの木製建具・庇や下屋などにより、歴史的景観との調和を図ることで、「過去と今をつなぎ、未来をつくる」という役割を果たしている。さらに、石垣の石・樹木が魅せる鮮やかな緑の景色の中に、素材感を活かしたアルミエキスパンドメタルの外装をかけ合わせることで、人々を魅了する外観をもつ新たなランドマークとなる。建築設計は、妹島和世氏と西沢立衛氏による建築ユニット、SANAAによる。
基本展示は、1階では、静岡市の「広さ」と「歴史」を体感する「歴史体感展示」。静岡市の各地にある史跡を「場所」と「もの(資料)」とを結びつけながら紹介する。2階では、「『首都』駿府と世界」で400年前の駿府へタイムスリップ。大御所として駿府にやってきた家康は、駿府で世界の使節と交流した。駿府にやってきた人々や彼らによって駿府にもたらされた貴重な宝物を紹介している。3階では、「東海道、駿府城下町のにぎわいを知る・感じる」がテーマ。江戸時代の初め、徳川家康が整えた東海道には、たくさんの人や物が行きかい、そのにぎわいは武士、町人などさまざまな人々がくらす駿府に、豊かな生活や文化をもたらした。展示では江戸時代の駿府の町のかたちや、人々のくらしを知ることができる。
家康を育てた戦国大名今川氏については日本唯一の総合的な展示が見られる。また、明治初期に日本の最先端の政治体制と文化を誇った静岡藩、特産のお茶の輸出で国際交流の拠点となった清水港の変遷など、こんにちの静岡市を築いてきた興味深い事実が最新の技法を駆使して展示される。
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