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宮崎県立美術館は、宮崎市にある緑豊かな宮崎県総合文化公園内の敷地内にある県立美術館で、1995(平成7)年10月に開館。
「郷土出身作家及び本県にゆかりのある作品」「わが国の美術の流れを展望するにふさわしい作品」「海外のすぐれた作品」という3つの柱にそって、作品を収集している。
コレクションの中心は、宮崎出身の芸術家・瑛九の作品である。瑛九は日本の前衛芸術の先駆者と呼ばれ、池田満寿夫や靉嘔(あい おう)など数多くの美術家に影響を与えた。1階の瑛九展示室では、油彩、版画、フォト・デッサンなどを見ることができる。
また、ルネ・マグリットやジュルジオ・デ・キリコなど、シュルレアリスムの流れがひとめで分かるほどのコレクションがそろうのは、全国でも珍しい。アルナルド・ポモドーロやジャーコモ・マンズーといったイタリア現代彫刻も充実している。
これらのコレクションを紹介するコレクションは年に4回、多彩なテーマを設けて開催しており、各回のテーマに応じて選定した作品を展示している。
芝生の広がる中に建つ美術館の建築は、スケール感あふれる外観で、東側は直線的なフォルムの岩をイメージしたデザイン、西側は変化のある開放的なデザインで、広大な空を背景に堂々たる凛とした姿を見せている。設計は、岡田新一。1996(平成8)年には、この美術館設計において、芸術院恩賜賞を受賞している。
◆主な収蔵作品
国内外の名品:パブロ・ピカソ「肘かけ椅子のベルベット帽の女と鳩」、ルネ・マグリット「現実の感覚」、ジョルジオ・デ・キリコ「イタリア広場・アリアドネーの目覚め」、ジョルジュ・ルオー「ピエロ」、ポール・シニャック「サン・トロぺの松林」、ピエール・ボナール「葡萄を持つ女」等
海老原喜之助「樵夫」、山口薫「ユーロップとゼウス神牛」、藤島武二「台南聖廟」、堅山南風「武者小路先生」、川合玉堂「松渓飛瀑図」等
イタリア彫刻:マリノ・マリーニ「コンポジション」、メダルド・ロッソ「病める子」等
宮崎の美術:塩月桃甫「ロボを吹く少女」、山田新一「椅子に凭るY嬢」、山内多門「颶風」、益田玉城「落椿之図」
瑛九:「つばさ」「田園B」など
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