4.0
金色の中の桜色は…
開催早々に行き「風神雷神」の襖を見るのを楽しみにしていたのですが体調を崩して後期の展示に行きました。東京会場で出品されていた「朝顔図屏風」の展示はありませんが堂々とした富士山が描かれた「富士千鳥筑波白鷺図屛風」と優美な「三十六歌仙 ・ 檜図屛風」を鑑賞できたので満足です。またこの二つの屏風が個人蔵なのに驚かされます。扇と扇面も多数展示してあります。中でも桜を描いた扇は細密に描かれていてとても美しく、金箔を用いた他の扇の中にあって控えめな桜色が故に目立っていました。細見美術館は展示室を移動する場合には一旦外の階段を利用しないといけないので、雪が舞うような寒い日は急な温度変化に注意が必要です。