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人の営みと共存する自然への愛着視
所謂ネイチャーフォトとは一線を画し、人の営みと共存する空間として自然を捉える、それが今森氏の「里山」モチーフの作品の魅力でしょう。本展出品作品の中には、花の接写や高山の自然美といったテーマの作品もあります。が、本領発揮は、生活の情景として切り取られた自然のシーン、そこに今森氏の愛着心溢れるまなざしを感じ取ります。
同氏は1992年より「里山」をテーマに使い始めたとのこと。
棚田の作品群が印象的でした。同氏が学生時代にインドネシアに旅した折に現地の棚田に感銘を受け、帰国後日本にもある情景であることに気づき撮り続けているそうです。
#131の石鎚山や#154のアルプスの峰々の作品は東山魁夷の世界、#92のマダラ蝶の群飛は三岸好太郎の世界、をオマージュするようで面白かった。







