この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
描写力に定評のあった洋画家・宮本三郎(1905-1974)は、色彩家(カラリスト)としての側面も併せ持っていました。
最晩年に描かれた作品《生》では、裸婦の肌の表現にも赤、青、緑など何種もの色を差すなど、細やかな筆致と複雑な色づかいのなかに幻想的な世界を描いています。巧みな配色と構成はしかしその到達点ではなく、色彩への鋭敏な感覚は宮本の画業を通してあらわされているものでした。
背景の説明的な描写を省略して1色の色面で表現したり、赤と緑、黄と青などの補色の関係にある色彩をひとつの画面のなかで積極的に用いたり、また、黒色をあえて画面の大部分に使用した作例なども、その特徴的な例といえるでしょう。
本展では、これらの作品群を赤・青・黄・緑など色調ごとに展示して、宮本三郎の絵画における色彩の魅力に迫ります。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年4月2日(火)~2024年9月1日(日) |
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会場 | 世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館 Google Map |
住所 | 東京都世田谷区奥沢5-38-13 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日、4月30日(火)、5月7日(火)、7月16日(火)、8月13日(火) ※ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)、7月15日(月・祝)、8月12日(月・振)は開館 |
観覧料 | 一般 200円(160円) 65歳以上 100円(80円) 大高生 150円(120円) 中小生 100円(80円)
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TEL | 03-5483-3836 |
URL | http://www.miyamotosaburo-annex.jp/ |
世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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