しりあがり寿の現代美術 回・転・展

市立伊丹ミュージアム

  • 開催期間:2017年1月14日(土)~2017年3月5日(日)
  • クリップ数:3 件
  • 感想・評価:1 件
しりあがり寿の現代美術 回・転・展 市立伊丹ミュージアム-1
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「弥次喜多in DEEP」原画 『月刊コミックビーム』
「真夜中の弥次さん喜多さん」口絵 2005
《ゆるとぴあ》2012 / 横浜市民ギャラリーあざみ野での展示風景
《オレの王国、こんなにデカイよ》2006 / 横浜美術館での展示風景 撮影:菅谷守良 写真提供:横浜美術館
《回るヤカン》2016 撮影:宮島径
《回転派のアトリエ》 2014 / art space kimura ASK? での展示風景 写真提供:art space kimura ASK?
《まわる歴史》会場イメージ図 2016
《回転体は行進するダルマの夢を視る》 2014 / 箱根彫刻の森美術館での展示風景
《ピリオド》会場イメージ図 2016
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

しりあがり寿 (1958-)は、「弥次喜多 in DEEP」や朝日新聞に連載中の「地球防衛家のヒトビト」 など独特のシュールなギャグマンガで知られるばかりでなく、近年はエッセイや演劇、音楽、ゲームの分野でも幅広く活躍しています。

また国内外の展覧会で墨絵や映像を用いたインスタレーション作品を発表し、アーティストとしても高く評価されています。

いずれの仕事にも通底するのは、現代の世相の暗部を照らし出す批評精神と社会の弱者に寄り添う優しさです。それらをユーモアで包み、唯一無二の世界を創出してきました。 東日本大震災後の日本を描いた 『あの日からのマンガ』などは記憶に新しいところです。

美術館での初の本格的な個展となる本展では、しりあがりがここ数年強く関心を抱く「回転」をテーマに、新旧の作品を織り交ぜながら、マンガという枠に収まらない表現者としてのしりあがり寿像に迫ります。

グルグルグルグルグールグル♪やかんから美術作品、映像、日用品まであらゆるものが会場で回り始じめる大規模な新作は必見です。

「回転とは何か?停滞の美学か、物語からの脱却か、存在の根源か、インスタント存在アップ術か。」※

ギャグとシリアス、ナンセンスと哲学、サブカルチャーとアートなど様々な境界線上から独自の表現を試みるしりあがり寿の感性が、観る者の脳内を刺激することでしょう。

常識を揺り動かす、この不思議な「回転」をお楽しみください。

※しりあがり寿 『しりあがり寿の回・転・界』 「あとがき」より

◆しりあがり寿 Shiriagari Kotobuki
1958年静岡市に生まれる。 1981年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。1985年単行本 『エレキな春』 で漫画家としてデビュー。1994 年独立後は、幻想的あるいは文学的な作品など次々に発表、 新聞の 4 コママンガから長編ストーリーマンガ、アンダーグラウンドマンガなど様々なジャンルで独自な活動を続ける一方、近年では映像、アートなどマンガ以外の多方面に創作の幅を広げている。

[主な受賞歴]
2000 年 『時事おやじ2000』 『ゆるゆるオヤジ』で文芸春秋漫画賞、2001年『弥次喜多 in DEEP』で手塚治虫文化賞・優秀賞、2012年には東日本大震災後の日本を描いた『あの日からのマンガ』で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。 2014年春の叙勲で紫綬褒章を受章。

[主な展覧会]
2006年 「日本×画展しょく発する6人」(横浜美術館)、2011年 「秋山祐徳太子+しりあがり寿 ブリキの方舟」(広島市現代美術館)、 2012年 「しりあがり寿★ワールド ゆるとぴあ」 (横浜市民ギャラリーあざみ野)など。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2017年1月14日(土)~2017年3月5日(日)
会場 市立伊丹ミュージアム Google Map
住所 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 800(700)円
大高生 450(350)円
中小生 150(100)円
  • ※( )内は 20名以上の団体割引料金
    ※兵庫県内の小中学生はココロンカード呈示にて無料
    ※4市1町(伊丹市・川西市・宝塚市・三田市・猪名川町)の高齢者割引有(平日60 歳以上、土日祝65 歳以上)
TEL072-772-5959
URLhttps://itami-im.jp/

市立伊丹ミュージアムの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

いきぬきになる展覧会です。

「回・転・展」を見て来ました。
会場に入ると、まず、巨大な紙に墨で描いた(ピカソの)『ゲルニカ』のような絵が出迎えてくれます。
そのあとは、朝日新聞に連載中の「地球防衛家のヒトビト」の原画が並んでいます。
その次は、4コママンガをフィルムに写したような動画のアニメが数点モニター展示されています。
ここまでは特にどうということはありません。
その次の展示室に入ると、もう訳がわかりません。(笑)
「何でも回せば芸術になる」ということで、展示室内のすべてのものがいろいろな速度で回転しています。
自分が描いた油彩はもちろん、やかんやコンビニのレシートといったレディメイドのものまで。
最後の部屋は真っ暗で、巨大なしいたけのかさのようなオブジェが置いてあるだけでしたが、これも暗さに慣れてよく見ると、ゆ~っくり回転していました。
 
芸術に理屈や理論を求めるのではなく、ちょっとばかげたものを見て笑いたいと思う人には楽しめる展覧会だと思います。
崇高な芸術はもちろんすばらしいですが、たまにはこんな展覧会も息抜きになっていいと思いました。

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出展作品・関連画像IMAGES

「弥次喜多in DEEP」原画 『月刊コミックビーム』

「真夜中の弥次さん喜多さん」口絵 2005

《ゆるとぴあ》2012 / 横浜市民ギャラリーあざみ野での展示風景

《オレの王国、こんなにデカイよ》2006 / 横浜美術館での展示風景 撮影:菅谷守良 写真提供:横浜美術館

《回るヤカン》2016 撮影:宮島径

《回転派のアトリエ》 2014 / art space kimura ASK? での展示風景 写真提供:art space kimura ASK?

《まわる歴史》会場イメージ図 2016

《回転体は行進するダルマの夢を視る》 2014 / 箱根彫刻の森美術館での展示風景

《ピリオド》会場イメージ図 2016

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