Ground Zero

京都芸術センター

  • 開催期間:2023年11月11日(土)~2023年12月10日(日)
  • クリップ数:1 件
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イーデン・ソンヨン・キム《Footnotes - Ground Zero, installation view》2018
ブラウン管テレビ、モニター、ホーンスピーカー / インスタレーション
イーデン・ソンヨン・キム《Fragmentary scenes: FR2 KIT Nord_1》アナログ写真
ビビアン・セレステ・リー《42°03'28.9"N 138°12'25.0"E》2023
氷柱、現地調達水、福島原発事故現場でのフィールドレコーディング、Raspberry Pi、温度・湿度センサー、液晶ディスプレイ、水中マイク、スピーカー、プリント写真、ビデオ(ループ)、ステンレスストレー / インスタレーション
ビビアン・セレステ・リー《42°03'28.9"N 138°12'25.0"E》2023
氷柱、現地調達水、福島原発事故現場でのフィールドレコーディング、Raspberry Pi、温度・湿度センサー、液晶ディスプレイ、水中マイク、スピーカー、プリント写真、ビデオ(ループ)、ステンレスストレー / インスタレーション
マヤ・エリン・マスダ《Pour Your Body Out》2023
粉ミルク、水、植物、チューブ、PVC、コンクリート、シリコン、ステンレス、ポンプなど /インスタレーション
マヤ・エリン・マスダ《Pour Your Body Out》2023
粉ミルク、水、植物、チューブ、PVC、コンクリート、シリコン、ステンレス、ポンプなど /インスタレーション
成定 由香沙《不可視のもととして現れるあらゆる将来の形のための》2023 シングルチャンネルビデオ
成定 由香沙《香港逆移植》2021 ボール紙、ペンキ、ニス
山縣瑠衣《画素の屋根》2023 映像(5分42秒)
山縣瑠衣《地へのイリュージョン》2022 キャンバスにアクリル/絵画
画像奥、「地表の掻き傷」(2022)のインスタレーションの一部
Ground Zero 京都芸術センター-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

Ground Zero - グラウンド・ゼロとは、もともと核爆弾やロケットの爆発現場を表す言葉です。マンハッタン計画以降用いられてきたこの言葉は、現代において、輝かしい未来の喪失を表象すると共に、その代償によってもたらされた「何もない場所」という複数性を持った言葉として流用されています。

2021年3月より始まったロシアによるウクライナへの侵攻は、大量の人的被害を出すだけでなく、 森や土地、動物に対する核エネルギーの汚染など甚大な影響を残しました。失われたものは身体や物質だけではありません。ロシア人音楽家によって作曲された曲の演奏の倦厭など、侵略国であるロシアに対する国際的な拒絶は結果的に、特定の土地に纏わる文化や歴史を、人々の記憶やサイバースペースといった複雑な関係性の網目からも消滅させることとなります。ここにおいて、 地球を含めた人間を超えた種に対して我々人間がもたらした「ジオ・トラウマ」は、地形という物理世界から拡大し、文化や記憶といった無形の領域においても巨大なヴォイドを形作る事態を招きつつあるのです。

本展は、こうして2019年以降ロシア近郊に作り出された物質的/非物質的なヴォイド・スペースを、 現代における新たなグラウンド・ゼロと捉え、その痛みの記憶の分有を試みるものです。本展に参加するの5人のアーティストは、チェルノブイリでの災害や冷戦時代に繰り返し描かれてきたアポカリプスの表象を、福島第一原発の放射能汚染やドイツの廃棄原子炉に纏わる事象など、それぞれの個人の存在に深く纏わる事象の延長として捉え、局所的なジオ・トラウマを地理的/文脈的に脱中心化することで、物質的な距離の想像力を超えて自分の内部に引き受けようとします。滞在制作と度重なるアップデートを含んだリサーチベースのこの実践を通して、個々のアーティストが引き受けた痛みと共に生きるための術を学びなおす(Un-Learn)ことは、国境を跨ぐことのない当事者/非当事者の囲い込み、また記号化による小さな無数の痛みの忘却に揺さぶりをかけるでしょう。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年11月11日(土)~2023年12月10日(日)
会場 京都芸術センター Google Map
展示室ギャラリー北・南
住所 京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
時間 10:00~20:00
休館日 会期中無休 
観覧料 無料
予約不要
TEL075-213-1000
URLhttps://www.kac.or.jp/

京都芸術センターの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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イーデン・ソンヨン・キム《Footnotes - Ground Zero, installation view》2018
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ビビアン・セレステ・リー《42°03'28.9"N 138°12'25.0"E》2023
氷柱、現地調達水、福島原発事故現場でのフィールドレコーディング、Raspberry Pi、温度・湿度センサー、液晶ディスプレイ、水中マイク、スピーカー、プリント写真、ビデオ(ループ)、ステンレスストレー / インスタレーション

ビビアン・セレステ・リー《42°03'28.9"N 138°12'25.0"E》2023
氷柱、現地調達水、福島原発事故現場でのフィールドレコーディング、Raspberry Pi、温度・湿度センサー、液晶ディスプレイ、水中マイク、スピーカー、プリント写真、ビデオ(ループ)、ステンレスストレー / インスタレーション

マヤ・エリン・マスダ《Pour Your Body Out》2023
粉ミルク、水、植物、チューブ、PVC、コンクリート、シリコン、ステンレス、ポンプなど /インスタレーション

マヤ・エリン・マスダ《Pour Your Body Out》2023
粉ミルク、水、植物、チューブ、PVC、コンクリート、シリコン、ステンレス、ポンプなど /インスタレーション

成定 由香沙《不可視のもととして現れるあらゆる将来の形のための》2023 シングルチャンネルビデオ

成定 由香沙《香港逆移植》2021 ボール紙、ペンキ、ニス

山縣瑠衣《画素の屋根》2023 映像(5分42秒)

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