この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
輝く黄金で画面を装った金屏風は、空間を晴れやかに演出する調度品です。国内で幅広く使われるだけでなく、室町時代から幕末に至るまで「日本美術の花形」として諸外国の王に進呈され、明治以降は展覧会出品作の一形式としても発展しました。
本展では、2019年に開催した「金屏風展―狩野派・長谷川派・琳派など―」と趣向を変え、「黄金の世界」へと装いを新たにした展覧会です。
最初の「金雲の間」では、狩野派が得意とした力強い金雲や、大和絵風の雅やかな金雲など、さまざまな金色の雲が巡り、続く「金銀の間」では、銀箔や銀砂子が組み合わされた金屏風が、落ち着いた雰囲気を作り出します。一転、「金地の間」では、金箔におおわれた総金地の屏風が光沢を放ち、「光琳風」や「近代の屏風」のコーナーへと展開します。そして本展の最後に、金屏風の伝統を現代につなぐ日本画家・福井江太郎氏(1969~)によるライブペインティングの作品がお披露目となります。
岡田美術館の収蔵品約30件が立ち並ぶ「金屏風の祭典」をお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2023年12月17日(日)~2024年6月2日(日)
|
---|---|
会場 |
岡田美術館
![]() |
住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 | 12月31日、2024年1月1日 |
観覧料 | 一般・大学生 2,800円(2,550円) 小中高生 1,800円(1,550円)
|
TEL | 0460-87-3931 |
URL | https://www.okada-museum.com/ |
岡田美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
神奈川県で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES

「鞍馬・厳島図屏風」(部分)江戸時代初期 17世紀 岡田美術館蔵

「柳橋水車図屏風」(部分)江戸時代前期 17世紀 岡田美術館蔵

尾形光琳「菊図屏風」(部分)江戸時代前期 18世紀初頭 岡田美術館蔵

尾形光琳「雪松群禽図屏風」(部分)江戸時代前期 18世紀初頭 岡田美術館蔵

池田孤邨「燕子花図屏風」(部分)江戸時代後期 19世紀中頃 岡田美術館蔵

川合玉堂「冨嶽」(部分)大正7年(1918) 岡田美術館蔵

狩野派「春夏花鳥図屏風」(部分)桃山時代 16世紀 岡田美術館蔵

「競馬図屏風」(部分)桃山~江戸時代初期 17世紀 岡田美術館蔵

「二条城行幸図屏風」(部分)江戸時代前期 17世紀 岡田美術館蔵