金屏風の祭典
―黄金の世界へようこそ―

岡田美術館

  • 開催期間:2023年12月17日(日)~2024年6月2日(日)
  • クリップ数:16 件
  • 感想・評価:1 件
金屏風の祭典 ―黄金の世界へようこそ― 岡田美術館-1
金屏風の祭典 ―黄金の世界へようこそ― 岡田美術館-2
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「鞍馬・厳島図屏風」(部分)江戸時代初期 17世紀 岡田美術館蔵
「柳橋水車図屏風」(部分)江戸時代前期 17世紀 岡田美術館蔵
尾形光琳「菊図屏風」(部分)江戸時代前期 18世紀初頭 岡田美術館蔵
尾形光琳「雪松群禽図屏風」(部分)江戸時代前期 18世紀初頭 岡田美術館蔵
池田孤邨「燕子花図屏風」(部分)江戸時代後期 19世紀中頃 岡田美術館蔵
川合玉堂「冨嶽」(部分)大正7年(1918) 岡田美術館蔵
狩野派「春夏花鳥図屏風」(部分)桃山時代 16世紀 岡田美術館蔵
「競馬図屏風」(部分)桃山~江戸時代初期 17世紀 岡田美術館蔵
「二条城行幸図屏風」(部分)江戸時代前期 17世紀 岡田美術館蔵
福井江太郎「楽」令和5年(2023) 岡田美術館蔵 撮影:橋本憲一
金屏風の祭典 ―黄金の世界へようこそ― 岡田美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

輝く黄金で画面を装った金屏風は、空間を晴れやかに演出する調度品です。国内で幅広く使われるだけでなく、室町時代から幕末に至るまで「日本美術の花形」として諸外国の王に進呈され、明治以降は展覧会出品作の一形式としても発展しました。

本展では、2019年に開催した「金屏風展―狩野派・長谷川派・琳派など―」と趣向を変え、「黄金の世界」へと装いを新たにした展覧会です。

最初の「金雲の間」では、狩野派が得意とした力強い金雲や、大和絵風の雅やかな金雲など、さまざまな金色の雲が巡り、続く「金銀の間」では、銀箔や銀砂子が組み合わされた金屏風が、落ち着いた雰囲気を作り出します。一転、「金地の間」では、金箔におおわれた総金地の屏風が光沢を放ち、「光琳風」や「近代の屏風」のコーナーへと展開します。そして本展の最後に、金屏風の伝統を現代につなぐ日本画家・福井江太郎氏(1969~)によるライブペインティングの作品がお披露目となります。

岡田美術館の収蔵品約30件が立ち並ぶ「金屏風の祭典」をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年12月17日(日)~2024年6月2日(日)
  • ※会期中、一部展示替を行います
会場 岡田美術館 Google Map
住所 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
時間 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 12月31日、2024年1月1日
観覧料 一般・大学生 2,800円(2,550円)
小中高生 1,800円(1,550円)
  • ※( )内は前売り料金。前売券(JTB レジャーチケット、チケットぴあ)は、主要コンビニエンスストア並びにチケットぴあにて販売
    ※団体割引(10名以上)・障害者割引あり
TEL0460-87-3931
URLhttps://www.okada-museum.com/

岡田美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

岡田美術館 岡田美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

所蔵の金屛風だけで展覧会ができるのがスゴイ!

岡田美術館は常設展から見てしまうとヘトヘトになってしまうので、今回はまず金屏風の祭典に向かいました。
掲示されていた挨拶文の中に「岡田の金屏風ぜんぶ見せます」みたいなことが書いていたんですが、3階のフロアが金屛風に埋め尽くされていて、挨拶に偽りなし!目に金色のフィルターが掛かった感じです(笑)

金屛風という縛りがあるのに、バラエティーに富んだ作品が多くて、本当に楽しい展示でした。以下は気になった作品の寸評です。
春秋花鳥図:金の雲間から遠くの山と空が見えるスケールの大きい作品。
柳橋水車図:右側は春の柳、左側は夏の柳と描き分けつつ、夏の柳は風の音まで聞こえそうな作品。
紅白梅図:針金のような鋭い枝がメタリックな感じを出しつつ、丸い梅花がビックリするほどたくさん咲いていて、従来の花鳥画とは一味違った感じ。
四季花鳥図:作者の進藤尚郁を初めて知ったんですが、とにかく美しい作品。発色も綺麗だし、描かれているものが大きめのサイズなので細部まで描き込まれているのがはっきりと見て取れる。
葦に鳥図:絵の主題になりそうもない葦が大きく描かれつつ、背景の金色と流水の青の対比が美しい作品。

作品を見るまでは「所蔵の金屏風だからほぼ花鳥画かな」くらいに思っていましたが、全然そんなことはなかったですね。洛外だけを描いた図が絵として成立している面白さや、背景が全面金色のせいで山水画なのに詫び寂ゼロとか、とにかく他ではあまり見ない作品が多かったです。
キャプションやパネル説明も丁寧なので、知識のバージョンアップもできますよ!

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uchikoさん

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出展作品・関連画像IMAGES

「鞍馬・厳島図屏風」(部分)江戸時代初期 17世紀 岡田美術館蔵

「柳橋水車図屏風」(部分)江戸時代前期 17世紀 岡田美術館蔵

尾形光琳「菊図屏風」(部分)江戸時代前期 18世紀初頭 岡田美術館蔵

尾形光琳「雪松群禽図屏風」(部分)江戸時代前期 18世紀初頭 岡田美術館蔵

池田孤邨「燕子花図屏風」(部分)江戸時代後期 19世紀中頃 岡田美術館蔵

川合玉堂「冨嶽」(部分)大正7年(1918) 岡田美術館蔵

狩野派「春夏花鳥図屏風」(部分)桃山時代 16世紀 岡田美術館蔵

「競馬図屏風」(部分)桃山~江戸時代初期 17世紀 岡田美術館蔵

「二条城行幸図屏風」(部分)江戸時代前期 17世紀 岡田美術館蔵

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