3.0
おしゃれ
三越のデザインで知られる非水。やはり、とてもおしゃれです。モダンなもの、シックなもの、アールヌーボー調、日本的な感じとデザインの幅も広く、見ていて飽きず、印象に強く残りました。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 312 の美術館・博物館と 567 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
日本のグラフィックデザインの先駆者 杉浦非水(すぎうらひすい 1876-1965)。多摩帝国美術大学(現 多摩美術大学)初代校長としても知られています。
愛媛県松山市出身の非水は東京美術学校日本画科を卒業後、師と仰いだ近代洋画の巨匠、黒田清輝(くろだ せいき)がフランスから持ち帰った1900年パリ万国博覧会の絵葉書や資料等によってアール・ヌーヴォーのデザインを知り、さらに1922-24(大正11-13)年のヨーロッパ留学によってアール・デコをはじめとするヨーロッパ美術・デザインの潮流に触れました。
非水は様々な影響を受けながらも、特徴を的確に捉える鋭い観察眼、時に繊細優美、時に大胆で力強い変幻自在な作風で、カルピスやヤマサ醤油、東京地下鉄道(現東京メトロ)、鉄道省(現JR)名古屋鉄道局などのポスター、ジャパン・ツーリスト・ビューロー(現JTB、日本交通公社)の機関誌『ツーリスト』、たばこのパッケージなど数々の名デザインを生み出し、近代化されていく日本の商業世界を彩りました。
特に三越との結びつきは強く、1908(明治41)年の入社以降1934(昭和9)年の退社まで、三越のポスターや広報誌『みつこしタイムス』『三越』などのデザインを一手に引き受け、「三越の非水か、非水の三越か」と言われたほどでした。
この展覧会では、ポスターや書籍・雑誌のデザイン、広告・商標・パッケージデザイン、写生を旨とした非水が丹精込めて制作した木版画集『非水百花譜』など数多くの作品を分野別に展観し、非水の魅力に迫ります。
また、非水の旅行鞄や滞欧日記、滞欧期スケッチ、『三越』表紙デザインを柄模様とした長襦袢、非水のポスター中の女性をほうふつとさせるレセプション・ドレスやシャネルのデイ・スーツなども合わせて展示。非水の生きた時代と足跡を多面的に紹介します。
会期 | 2023年10月27日(金)~2024年2月25日(日) |
---|---|
会場 | ヤマザキマザック美術館 Google Map |
住所 | 愛知県名古屋市東区葵1-19-30 |
時間 |
10:00~17:30
(最終入場時間 17:00)
|
休館日 |
月曜日 ※ただし2024年1月8日、2月12日は開館 年末年始 12月29日~2024年1月4日 2024年1月9日(火)、2月13日(火) |
観覧料 | 一般 1,300円(10名以上1,100円) 小・中・高生 500円 小学生未満 無料
|
TEL | 052-937-3737 |
URL | https://www.mazak-art.com/ |
3.0
三越のデザインで知られる非水。やはり、とてもおしゃれです。モダンなもの、シックなもの、アールヌーボー調、日本的な感じとデザインの幅も広く、見ていて飽きず、印象に強く残りました。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
愛知県で開催中の展覧会