5.0
ダンディな殿様
名古屋旅行のお目当ての一つが、徳川美術館でした。徳川美術館、徳川園、蓬左文庫が並ぶ敷地は、広々としていた気持ちのよい空間でした。
新館では、武具や刀剣、茶道、能などの大名文化を。名古屋城二之丸御殿の書院や能舞台の復元は、建物も立派ですが、展示されている調度品や衣装が見事でした。
特別展は趣のある本館で、尾張家14代、16代(江戸から明治)の殿様の装束や身の回りの品を中心に展示。束帯、直垂、狩衣を冠から一式、実物が並ぶ豪華さでした。意匠も色や模様が凝っており、黒塗に白い点々の入った拵えや超絶技巧の印籠など、殿様のダンディっぷりが楽しかったです。
常設展→蓬左文庫→特別展 の順番で力尽きそうだったため「蓬左文庫」は軽く流してしまいましたが、「鑑定」をテーマに本阿弥家の折紙が展示されており、興味深かったです。
約30年ぶりの訪問で、前回はお雛様の展示だったと思います。激動の幕末明治、名古屋市大空襲を乗り越えて、貴重な文化財を守り伝えていただいていることに感謝です。
徳川園は時間ぎれで、今回も行けず。。。。予定は未定ですがいつの日か3回目がある時は、1日かけて徳川園まで回りたいと思います。