コレクション展 日本画ことはじめ

西宮市大谷記念美術館

  • 開催期間:2024年1月13日(土)~2024年2月18日(日)
  • クリップ数:4 件
  • 感想・評価:1 件
コレクション展 日本画ことはじめ 西宮市大谷記念美術館-1
コレクション展 日本画ことはじめ 西宮市大谷記念美術館-2
コレクション展 日本画ことはじめ 西宮市大谷記念美術館-3
コレクション展 日本画ことはじめ 西宮市大谷記念美術館-4
田能村直入《歳寒三友図》1860 年
北野恒富《春餘》1929-30 年
西村五雲《冬暖》1934 年
下村良之介《水辺屏風》1972 年
コレクション展 日本画ことはじめ 西宮市大谷記念美術館-1
コレクション展 日本画ことはじめ 西宮市大谷記念美術館-1
コレクション展 日本画ことはじめ 西宮市大谷記念美術館-1
コレクション展 日本画ことはじめ 西宮市大谷記念美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

西宮市大谷記念美術館では、設立の礎となった大谷竹次郎氏旧蔵品を中心に、現在約150点の日本画を収蔵しています。「日本画」とは、主に岩絵具や膠を原材料に用いた絵画の総称です。この言葉は明治以降、従来の技法で描かれた絵画を、西洋の技法で描かれた「洋画」と区別するために用いられ始めました。

明治時代に日本が近代国家として再編されていくなかで、「美術」や「絵画」の諸制度も形成されていきました。「日本画」についても様々な議論がなされ、明治20(1887)年代に美術用語として定着します。そうした時代の流れの中で、時に古典作品や西洋の技法に学びながら切磋琢磨した画家たちによってさまざまなスタイルの作品が生み出され、「日本画」は独自の道を歩み始めます。

同館所蔵の日本画は、大正時代から戦前にかけての作品が大半を占め、作者も画題も様々です。しかし、これらの作品が描かれた時代背景や作家達の関係性といった観点から見ると、共通している事柄や深い関わりが浮かび上がってきます。

本展では、画家同士の関係性や、当時好まれた画題などのテーマごとに同館のコレクションを展観します。同館所蔵の日本画コレクションの新たな魅力を発見する契機となれば幸いです。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年1月13日(土)~2024年2月18日(日)
会場 西宮市大谷記念美術館 Google Map
住所 兵庫県西宮市中浜町4-38
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 水曜日 
観覧料 一般 1,000円(800円)
高大生 600円(400円)
小中生 400円(200円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※西宮市内在住65歳以上の方は500円(要証明書呈示)
    ※ココロンカード・のびのびパスポート呈示の小中生は無料
    ※心身に障がいのある方及び介助者1名は無料(要手帳等呈示)
TEL0798-33-0164
URLhttp://otanimuseum.jp

西宮市大谷記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

西宮市大谷記念美術館 西宮市大谷記念美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

日本画の意味

 正直、江戸時代以前と明治以降の「日本画」の違いを意識したことがなかった。しかし今回は、まず最初の部屋で江戸時代までの「日本画」が、その後の部屋で明治以降の日本画が展示され、それらがまったく違うことがわかり、日本画に対して雑な認識をしていたのだとわかった。
 最後の部屋で見た、山下摩起の「雪」という作品が印象に残った。最初の部屋で見た「四季草花図」という屏風絵では草花が典雅に配置されていたが、「雪」では雪の重みや雪が笹から雪崩れるような動きを感じた。山下摩起が西洋美術から学んだものを感じ取れた。
 芥川龍之介が「西洋画のような日本画」という文章で、日本画の展覧会の感想として、「日本画で西洋画のような作品を描く必然性を感じられない。油彩で描いたほうが良かった」と書いており、西洋の技法を日本画で用いることに対しては批判もあったかもしれないが、山下摩起は面白い試みをしていたと思う。画題、技法、画材などのファクターの組み合わせにより、絵画の可能性は無限大なのだと感じた。

THANKS!をクリックしたユーザー
rakkoさん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
兵庫県で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

田能村直入《歳寒三友図》1860 年

北野恒富《春餘》1929-30 年

西村五雲《冬暖》1934 年

下村良之介《水辺屏風》1972 年

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE