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珍しい瑛九展。
最初期の作品が見られます。もう少し作品があると見応えもあるかなぁ?…という感じです。同じく常設展内には河原温作品が観られるということで、瑛九だけ観て帰るのはもったいないです。
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瑛九とは何者か?
瑛九(えいきゅう、本名:杉田秀夫 1911-1960)は1936年にフォト・デッサン集『眠りの理由』で鮮烈なデビューを飾り、その後さまざまな技法を駆使しながら独自のイメージを探求した芸術家です。
東京国立近代美術館は近年、彼の評伝を著した友人の画家、山田光春の旧蔵していた作品と資料を収蔵しました。本展は、その中から約50点の初公開作品、書簡などの関連資料に加え、以前から所蔵している作品もまじえて、「レアル(リアル)」を求めて苦闘するデビュー前後の瑛九の実像を紹介します。
【FEATURE|内覧会レポート】「瑛九」が追い求めた『レアル』に迫る。
◆ デビュー前後の3年間に焦点
25歳でフォト・デッサン集『眠りの理由』で鮮烈なデビューを飾り、その後もさまざまな技法を駆使しながら独自のイメージを探求した瑛九。本展は20代半ばの3年間に焦点をあて、「レアル」を求めて苦闘する若き瑛九の実像に迫ります。
◆ 若き芸術家の苦悩を、作品と手紙でたどる
タイトルの「1935-1937」は瑛九が24~26歳だった、デビュー前後の3年間をさします。近年新たに収蔵したフォト・デッサンやコラージュ など当時の作品約50点と、友人への手紙を中心とした多様な資料の初公開により、若き芸術家の苦悩と葛藤を、作品とたたきつけるような言葉の両面から追体験します。また、日本の前衛美術が活況を呈した時代に書かれた瑛九の手紙は、戦前の前衛アートシーンを語るドキュメント資料としても貴重なものです。今回その約60通がカタログに翻刻掲載という形で一挙に公開されます。
◆ ミニ回顧展としての魅力も
さらにエッチングやリトグラフなど戦後の版画作品、油彩による晩年の点描作品など10点も展示。計60数点のミニ回顧展として、知る人ぞ知る瑛九の全体像に触れる絶好の機会です。戦前、戦後の日本の前衛美術のなかで、岡本太郎などとともに重要なアーティストのひとりである瑛九。その真摯な制作姿勢が、当時まだ若かった細江英公(写真家)、池田満寿夫(版画家)、河原温(現代美術家)などに多大な影響を与えた功績も見逃せません。
瑛九は、理性の光がとどかない心の闇の中で手探りするかのように、彼にとってのほんとうの「レアル」を追い求めました。ヴァーチャルなものや、わかりやすい言葉などがあふれるいま、瑛九をとおして「レアル」なものに対する感覚を研ぎ澄ませてみませんか。
会期 |
2016年11月22日(火)~2017年2月12日(日)
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会場 | 東京国立近代美術館 Google Map |
展示室 | 東京国立近代美術館 2F ギャラリー4 |
住所 | 東京都千代田区北の丸公園3-1 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 (1/2、1/9は開館) 年末年始 12/28 - 2017/1/1、1/10(火) |
観覧料 | 一般 430円(220円) 大学生 130円(70円)
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://www.momat.go.jp/am/exhibition/ei-q/ |
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最初期の作品が見られます。もう少し作品があると見応えもあるかなぁ?…という感じです。同じく常設展内には河原温作品が観られるということで、瑛九だけ観て帰るのはもったいないです。
4.0
瑛九というと、油絵のイメージだったのですが、写真とコラージュが面白くて何周もまわってしまいました。手紙も展示されているのですが、こちらも作品への思いや日常のことなどつづられていて、興味深く見てきました。
ニガテ意識があった写真ですが、コチラはとてもおもしろかったです。
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