4.0
美術館と重文の遠山邸を心行くまで堪能
狩野養信筆の源氏物語屏風の中でも傑作とされる八曲一双の屏風は素晴らしい!高価な絵の具に純度の高い金を使用し、光耀いておりました。背面も金地に松、背面も観れる工夫がされています。冷泉為恭の作品も良い。その他、古筆、香り道具等源氏物語の意匠を凝らした作品全19点の展示です。美術館観賞後は遠山邸の中へ。ガイドアプリでじっくりと観賞出来ます。客間に江森天寿の瀟洒な花鳥風画が2幅、ゆったりと過ごせます。
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遠山記念館の所蔵する「源氏物語子の日図」は、鷹司任子が13代将軍徳川家定に輿入れする際の婚礼調度の一つとして制作された作品です。その主題として紫式部『源氏物語』から、第23帖「初音」に描かれる小松引、そして第34帖「若菜上」の若菜摘という、二つの正月行事を描いています。
制作を担当した木挽町狩野家の狩野養信は、江戸幕府の公務として最高級の絵具を用い、この作品を描き上げました。大和絵の学習を踏まえた精緻な源氏物語絵画として、さらには近世狩野派の重要作例として高い評価を受けている作品です。本展ではこの屏風を中心に、源氏物語の世界の一端を紹介します。
一つには、宮廷文化への憧憬を背景とする蒔絵作品です。中でも伝尾形光琳の蒔絵作品「野々宮蒔絵硯箱」は、第10帖「賢木」を暗示する作品です。また第32帖「梅枝」には「薫物」と呼ばれる香が登場しており、本展では遠山記念館の香道具を展示します。もう一つ、紫式部の時代には日本独自の仮名書の文化が発達しました。本展ではこれに合わせ、「寸松庵色紙」をはじめとする平安時代の古筆の名品を展示します。
会期 | 2024年3月20日(水・祝)~2024年5月19日(日) |
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会場 | 遠山記念館 Google Map |
住所 | 埼玉県比企郡川島町白井沼675 |
時間 | 10:00~16:30 (最終入場時間 16:00) |
休館日 |
月曜日、4月16日、4月30日、5月7日、5月8日 ※ただし4月29日、5月6日は開館 |
観覧料 | 大人 800円(団体20名様以上640円) 学生 600円(団体20名様以上480円) 中学生以下 無料
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TEL | 049-297-0007 |
URL | https://www.e-kinenkan.com/index.html |
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狩野養信筆の源氏物語屏風の中でも傑作とされる八曲一双の屏風は素晴らしい!高価な絵の具に純度の高い金を使用し、光耀いておりました。背面も金地に松、背面も観れる工夫がされています。冷泉為恭の作品も良い。その他、古筆、香り道具等源氏物語の意匠を凝らした作品全19点の展示です。美術館観賞後は遠山邸の中へ。ガイドアプリでじっくりと観賞出来ます。客間に江森天寿の瀟洒な花鳥風画が2幅、ゆったりと過ごせます。
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