中世から近代まで蒔絵でめぐる
大蒔絵展の名の如く、日本で発展した漆工芸技術の歴史を概観できる展覧会であった。展覧会の一番の見どころは、徳川美術館の所蔵する平安絵巻『源氏物語絵巻』と日本一の嫁入り道具『初音の調度』である。しかし、全体的にも中世の名品から…readmore
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漆で絵を描き、金粉や銀粉を蒔きつけて文様をあらわす「蒔絵」は日本文化において長きにわたり理想美の象徴であり続けています。
本展では、平安時代の蒔絵の名品をはじめ、鎌倉時代の手箱、江戸時代の蒔絵を代表する国宝「初音蒔絵調度」や琳派様式の蒔絵、江戸から近代にかけて活躍した名工による作品などに加えて、現代の人間国宝の作品にいたるまで選りすぐりの蒔絵の名品を紹介します。
さらに国宝「源氏物語絵巻」をはじめとした物語絵巻や屏風、書跡などもあわせて展観し、日本人が追求した美の系譜をたどります。
本展はMOA美術館・三井記念美術館・徳川美術館の私立3館による共同開催です。
会期 | 2023年4月15日(土)~2023年5月28日(日) |
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会場 |
徳川美術館
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住所 | 愛知県名古屋市東区徳川町1017 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※GW期間:5月2日(火)~5月7日(日)は休まず開館 |
観覧料 | 一般 1,600円 高大生 800円 小中生 500円 (企画展「能の世界―神・男・女・狂・鬼―」展と共通)
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TEL | 052-935-6262 |
URL | https://www.tokugawa-art-museum.jp/ |
大蒔絵展の名の如く、日本で発展した漆工芸技術の歴史を概観できる展覧会であった。展覧会の一番の見どころは、徳川美術館の所蔵する平安絵巻『源氏物語絵巻』と日本一の嫁入り道具『初音の調度』である。しかし、全体的にも中世の名品から…readmore
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