5.0
これは、全貌にふさわしい
速水御舟と言えば、この美術館の目玉になる画家だが、今回は、霊友会妙一コレクションとか、長谷川町子美術館とか、国立博物館からも借りて、素晴らしい展示になっている。
従って、この美術館所蔵の、重要文化財の 炎舞 が、小さな、奥の、第二展示室に置かれる、という事態にもなる。
図録には、この美術館が広尾に移った開館記念展の、速水御舟展の為の、第2代館長インタビューなども再録され、要は、第2代館長の時とは、展示姿勢が違います。と暗に訴えているのもいい。
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山種美術館は、山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創立者である山崎種二(1893-1983)が、個人で集めたコレクションをもとに、1966(昭和41)年7月、東京・日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館として開館、2016年に50周年を迎えました。種二は「絵は人柄である」という信念のもと、同時代の日本画家たちと直接交流を深めながら作品を蒐集していきました。
明治末から昭和の初期に活躍した日本画家・速水御舟(1894-1935)は早世したため、一つ違いという同世代でありながら種二が実際に会うことはかないませんでしたが、機会あるごとに御舟の作品を蒐集し、自宅の床の間にかけて楽しんでいました。1976年に旧安宅産業コレクションの御舟作品105点を一括購入し、計120点の御舟作品を所蔵することになった山種美術館は、以来、「御舟美術館」として親しまれてきました。
このたびの展覧会では、開館50周年を記念し、山種美術館の「顔」ともいえる御舟コレクションに、他所蔵の各時期の代表作品も加え、初期から晩年にいたる御舟の作品約80点でその画業の全貌をふり返ります。
「梯子の頂上に登る勇気は貴い、更にそこから降りて来て、再び登り返す勇気を持つ者は更に貴い」と語り、新しい日本画を目指して努力と挑戦を続けた御舟は、40年という短い人生の中で、一つのところにとどまらず、生涯を通して新たな表現に挑み続けた画家でした。
本展では、研鑽を積んだ修業時代や画塾の兄弟子・今村紫紅の感化を受けた時代から始まり、洋画家・岸田劉生や西洋画、宋代院体花鳥画などへの意識から生まれた写実への追求、代表作《炎舞》以後の新たな日本画への挑戦、さらに渡欧後に取り組んだ人体表現や晩年の水墨による花鳥画に至るまで、御舟の各時期の代表作品を集めて展示します。
山種美術館の御舟コレクションと他所蔵の御舟の名品が一堂に会する23年ぶりの大回顧展です。
会期 |
2016年10月8日(土)~2016年12月4日(日)
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会場 | 山種美術館 Google Map |
住所 | 東京都渋谷区広尾3-12-36 |
時間 |
10:00~17:00
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休館日 |
月曜日 (但し、10/10は開館、10/11は休館) |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 大高生 900円(800円) 中学生以下無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.yamatane-museum.jp/ |
5.0
速水御舟と言えば、この美術館の目玉になる画家だが、今回は、霊友会妙一コレクションとか、長谷川町子美術館とか、国立博物館からも借りて、素晴らしい展示になっている。
従って、この美術館所蔵の、重要文化財の 炎舞 が、小さな、奥の、第二展示室に置かれる、という事態にもなる。
図録には、この美術館が広尾に移った開館記念展の、速水御舟展の為の、第2代館長インタビューなども再録され、要は、第2代館長の時とは、展示姿勢が違います。と暗に訴えているのもいい。
5.0
御舟コレクションを多く所蔵することで知られる山種美術館は、けっして大きな広いスペースとは言えない展示会場ですが、個人所蔵も含めたこれだけ多くの御舟の作品を一堂に拝見できるのは、この美術館ならではと思います。「炎舞」は何回となく鑑賞していますが、やはり暗い展示室の中で、あの燃え立つ赤い炎が蠢いて、蛾が回転しながら舞う様は何回観ても素晴らしいですね。
4.0
写実的な作品もたくさんで特に動物や植物がまるでそこにいるようえがかれていて
みていてため息が出ます。
特にネコがすきなので、ネコチャンじっくりとみてきました。
特製のお菓子とお茶で観覧後にもほっと一息できました!!おかしもキレイで、絵そのもののイメージですばらしかったです。ぜひ5種類とも食べたいのでまた見に行きたいとおもいます!
5.0
高みを目指しながら急逝した御舟。
まさにその全貌を見せつけられます。
山種美術館さんの気合いを感じる展覧会でした。
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